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正しい道を選べ 楽な道を選ぶな

先日「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観に行きました。
ファンタビは毎回楽しく観ています。
今回もとても面白かったですし、心に残るセリフも多かったと思います。
中でも私の心に残ったのは、今回のタイトルにしたセリフ。

「正しい道を選べ 楽な道を選ぶな」

ここからネタバレです。







OK?

観たことない方のために説明しますと、舞台は1920年代の西洋の魔法社会。
日本は昭和になった頃で、昨年の大河ドラマ主人公の渋沢栄一さんが亡くなる少し前の時代です。
ファンタビの主人公は魔法動物学者の青年、ニュート。
闇の魔法使いであるグリンデルバルドが、世界を自分の支配下に置こうとしていて、ニュートはそれに対抗する(しようと思っていたわけじゃなさそうだけど、なぜか争いに巻き込まれて、結果的に戦ってしまう)善の魔法使い側の人間です。
グリンデルバルドは言葉巧みに多くの純粋な魔法使いを自分に心酔させて勢力を拡大していき、ついには魔法界のトップの役職につこうとします。
それを阻止しなければ! というのが今回の物語です。

魔法世界の大統領選挙みたいなことが行われるのですが、その時に、グリンデルバルドを候補者の一人にするかどうかを、現指導者(現職大統領みたいな人)が判断することになります。
その直前に、ニュートが「正しい道を選べ 楽な道を選ぶな」という、ダンブルドアからの伝言を現指導者に伝えます。
正しい道は、グリンデルバルドを候補者とは認めないこと。もし認めなければグリンデルバルドの信奉者たちからすごいクレームが来そうです。それぐらいグリンデルバルドはカルト的な人気者です。
楽な道は、グリンデルバルドを候補者にして判断を民衆に委ねること。現トップの彼にクレームは来ないでしょうし、色々面倒なことも起きないでしょう。誰が次のトップに選ばれても「民衆が選んだんだ」と言い訳できます。

現指導者は楽な道を選んでしまい、おかげでニュートたち善の魔法使いチームは大変な目に遭います。
映画の最後が気になる方は、是非観に行ってください。

私たちは誰もが毎日何百も選択をしながら生きていると言われています。
朝目が覚めてすぐ起きるか、二度寝するか、スマホを見るか。
朝食のパンに今日はバターを塗るか、ジャムを塗るか。
今日着る服は何にするか。
そんな他愛もない選択から、ときには人生を左右するような選択をする日もあります。
人生を左右するほどじゃなくても、結構大事な選択は、それなりにあるのではないでしょうか。

そんな分かれ道が目の前に出てきたとき、疲れていると楽な道を選びたくなります。
疲れていなくても、楽な道のほうが早く結果が出るので、そちらを選ぶことも多いかもしれません。
楽な道のが魅力的に見えたりします。
楽な道でも問題ない場合もあります。

でも、もし、ほんとうにその道でいいのか迷ったのなら、選ぼうとしている道は間違っているかもしれません。
自分の直感がそれを教えてくれてるのかもしれません。
そんなときは、自分の心をごまかさないほうがいいのです。

楽な道じゃないかもしれないけれど、
坂道や水たまりがあって進むのが大変な道かもしれないけれど、
でも「こちらが自分にとって正しい道だ」という気がするのなら、その道を選んだほうが後悔しないだろうと思うのです。

どちらの道を選んだ場合でも、結果が自分の望んだものではないときもあると思います。
そうだとしても「自分で選んだ道なのだから」と思ったら、受け入れることができると思います。

映画の中で、グリンデルバルドの甘言に騙された自分が愚かだったと後悔している人がいました。
その人は、取り返しがつかないことをしたと自分を責めていました。
ですが、周りの人たちは、その人を「戻っておいで、やり直せるから」と優しく迎え入れるのです。

もし道を選ぶときが来たら、
・正しい道を見極められる自分でありたい
・正しい道を選べる勇気を持つ
・選ぶ道を間違えたら戻る勇気を出す
・誰かが道を間違えそうなら「そっちじゃないよ」と言う勇気を持つ
・道を間違えた人が戻りたがってたら、責めずに優しく迎える
こういう自分でありたいものです。

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ファンタビのダンブルドア先生描いてみました。
ジュード・ロウかっこよかったなー。

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