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デザインノート:「レギオンロネスネス」紋章

こんにちは!
はるばるデザインチームの中の人です。

アサルトリリィファンの皆様にはすっかりお馴染みの「レギオンロネスネス」の紋章、カッコイイですよね!

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こちら、はるばるデザインチームにて制作させて頂きました。
「デザインした」というとちょっとおこがましいのですが、どのような流れでこの紋章のデザインが誕生したのかご紹介したいと思います。

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それは、昨年春のとある月曜日に届いたLINE から始まります。

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そして紋章のコンセプトとラフスケッチが送られてきました。

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↑初公開! 柳生さん(合同会社ランペイジ)によるラフスケッチ

はい、こちらの案件はCHARM のデザインや造形、レジンキットの製作を手がける合同会社ランペイジ代表の柳生さんからのご依頼でした。

通常、グラフィックデザイナーの仕事としてはデザインコンセプトの立案からスタートするプロジェクトも多いのですが、今回はそのあたりをあらかじめ柳生さんの方でまとめておいてくださいました。
正直、ここまで依頼者さん側で固めておいてもらえたら、あとはデザインのディテールを詰めれば良いだけです。デザイナーとしては「楽しいところだけ」頂いた感じなわけです。

もちろんコンセプトから考えるお仕事も楽しいのですが、頑張って考えた案を依頼者さんにプレゼンしてすんなりご承認いただける場合もあれば、先方からリクエスト(いわゆるダメ出しというやつです)を頂いてやり直しになる場合もあります。方向性が決まるまでのプロセスでなかなかのカロリーを消費することもしばしばです。

今回はそのあたりをすっ飛ばして最短ルートで進められるお仕事でしたので、ふたつ返事でお引き受けしました。

ただ気になることがひとつ...
それは制作仕事に携わる人間が確認を怠ってはいけないもの。
そう、納期です。

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… そうなりますよね。

楽しいところだけやらせて頂いた上に納期も余裕があるなんていう虫の良い話はこの業界滅多にありません。むしろないと言っても良いでしょう。

ということで早速作業に取り掛かります。

まずは頂いたコンセプトに基づきラフスケッチを精緻化していきます。
デザインのディテールには、モチーフであるフルンティングにちなんだケルト文様と、船田姉妹をイメージした双子の表現にはみんな大好きアール・ヌーヴォーのテイスト(ミュシャ的なアレです)を取り入れることにしました。

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↑はるばるデザイナーのスケッチ

この段階で重要になってくるのはディテールのバランスや曲線の美しさなど意匠部分の追い込みに加え、ディテールの密度感です。
緻密にしよう思ったらいくらでも詰め込めるわけですが、そのせいで使い勝手が悪くなってしまっては本末転倒です。

今回の紋章はCHARM に貼る5mm 程度のデカールにも使うとのことでしたので、「小さく使ってもディテールが潰れず視認性が保たれるもの」それでいて「大きくしても物足りなくならないもの」というルールで細部を詰めていきました。

そうして出来上がったのがこちらの紋章です。

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依頼時のコンセプトやモチーフがしっかりしていたお陰でブレることなくスタートからゴールまでトップスピードで完走できたお仕事として良い思い出となりました。(なんと納期より早い水曜日に納品完了!)

そしてありがたいことに色々な場面でこの紋章を使って頂き、ファンの皆さんにも親しんで頂いているようですので個人的にもとても嬉しく思っております。

最後に宣伝となり恐縮ですが、現在、新宿マルイメン8 F イベントスペースで開催中の弊社主催「アサルトリリィPOP UP SHOP - 御台場女学校編-」でも、ロネスネスの紋章を使ったグッズを多数取り扱っております。
ぜひご来場のうえお手に取っていただけたらさらに嬉しいです。

POP UP SHOP の詳細、入場についてのご注意などにつきましては↑のマルイさんイベントページをご覧ください。

それではまた!

©AZONE INTERNATIONAL/acus

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