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塾講バイト

今日はものすごい暑さほんまに暑い。こんな中でも1時から部活をしている妹は化け物過ぎます。

暑さに全く関係のない話題なんですが、塾講のアルバイトをはじめて、早くも3か月たちました。今日は塾講のアルバイトについて書いていこうと思います。

塾講の仕組み

私の塾講アルバイトは個別指導型です。基本的には生徒と1対1で授業を行います。

塾講バイトは1時間の1コマが1000円なので、時給は1000円です。大阪府の最低賃金や時給からすれば普通の額だし、どのくらい給料をもらえるのかを計算することが容易でいいと思います。しかし、授業の前にはプリントを印刷したり、授業の後で報告書を書くなど、コマ数には入らない仕事があります。そのようなものは時給には含まれません。1日では10分くらいの大した時間ではありませんが、積み重ねるとかなりの時間になります。しかも一日で最大5コマしか入れることができないため、一日最大でも5000円にしかなりません。

アルバイトに入った当初は授業を持たせてもらうことがなく、何もしないまま1か月が過ぎました。今では3人の中学生の数学や英語を担当しています。最後に受けたのが高校受験なので、高校生に大学受験の勉強を教えることは遠慮しています。自分のせいで志望校に合格しなかったらいけないので、受験を経験した、中学生までにさせてもらっています。

夏期講習

この時期は夏期講習があるので、生徒それぞれが自分でどのくらい夏期講習をやるのかを、担当の先生、教室長や保護者との相談で決めます。生徒たちも夏休みなので、通常授業に加えて平均20コマ程度は夏期講習で受講してもらっています。

夏期講習を受講するのにも、当たり前ですが料金が発生します。確か一コマ3000円超くらいだったと思います。私が中学生の時に行っていたのは集団塾でしたので、夏期講習はコマ数も料金も固定でした。しかし個別指導の仕組みだと、入れれば入れるだけ料金が発生し、1コマも入れなかったら通常と同じ値段になるわけです。

塾というものは格差社会の上位から中間層世帯の子どもたちが通うことが多いものです。実際、週に二回授業を入れるだけで月の授業料は数万円にも上ります。塾は学歴社会の世の中で、必要性が高まりすぎたものであります。良い高校や大学に行くためには塾に行かないと厳しい状況にあります。家と学校で受験勉強が完結させることが本来のあるべき姿だとは思います。しかし塾には豊富なデータがあり、志望校に効率よく合格するためのメソッドをたくさん所有しています。そのメソッドを求めて、塾に通っているのです。

働く側になると、お金の価値が分かるようになるので、塾に通わせるという行為が金銭的にしんどいものであることが理解できます。平均くらいの年収を得ている家庭でも、子どもを塾に通わせることには簡単には同意できないという家庭が多いでしょう。それでも息子や娘にはいい大学、高校に行ってほしいという親御さんの願いをかなえるために、少しでも自分の身を削って子どもを塾に通わせているわけです。

私が担任しているところで、夏期講習を週一コマにしている家庭がありました。週一回でも1か月では12000円になります。かなりの出費です。私は週に一回程度夏期講習を申し込むくらいが普通なのだなと思っていました。まあ、受けても2,3コマだろうなと。

しかし、残る二人の生徒は週に4コマも夏期講習を入れていました。これには驚きました。月に48000円が普段の授業料は別での出費です。週一回の子は中学二年生で、週4コマの子たちは3年生受験生ということもあるとは思います。それでも家庭の経済環境によって子どもに通わせることができるコマ数が変わってくることは否定できません。実際、週一回夏期講習という形で受講している子どもの家庭は経済的な問題でこのような形になりました。

受験生と非受験生の勉強量に差があることは十分わかっています。非受験生は部活動もあってなかなか勉強だけをするというわけにはいきません。反対に受験生は部活を引退し、これからは志望校に向かって勉強していかなければならないので勉強量が増えることは必然的に起こることです。

塾っていく必要ある?

僕が言うのもおかしいんですが、個別指導の塾は大概が大学生などのアルバイトがメインで教えています。当然、集団塾で教えているプロが教えているものと比較するとクオリティが落ちます。これは当たり前です。難関校を目指す生徒は集団塾の有名なところに行けばいいわけです。集団塾のほうが値段も安かったと思います。値段も安いうえに、講師はプロ。当然、集団塾のほうがメリットが多いと私は考えていました。

個別指導は良くも悪くも周りに比較対象となるものがないので、自分のペースで勉強することができます。わからない単元は重点的に教えてもらうことができますし、1対1なので生徒と先生の信頼関係も築きやすいということがあげられます。しかし、個別指導の講師の大半が大学生アルバイトで、指導の質は確実に落ちます。私が教えててもよくわからないような問題が出てきたりすると正しいことを教えてあげられているのか不安になります。そんなものです。

個別指導に来ている子どもたちは本格的に受験勉強をしに来ているわけではなく(中には本気の子どももいます)、勉強の習慣をつけるために通っているのだということを実感しました。個別指導の塾と集団指導の塾でニーズが完全に違うというわけです。

勉強をまじめにする、受験勉強をするなら集団塾。勉強の習慣づけや、学校のテスト対策をメインでするなら個別指導。こんな感じではないでしょうか。

疑問に思うのは、1対1とはいえ大学生が教えているクオリティの低いものを提供して集団塾よりもお金を取っていることです。集団塾のスピードについていけないなどの理由で個別指導にすることもあると思いますし、働かせていただいているものが言うのもあれですが、個別指導の塾はそこまでお金を払っていく場所ではないと思います。今私が教えている3人の生徒の実力と志望校を考えても、塾に通わなくても十分だと思います。

塾は本来いかなくてもよいものなのですから、行かずに家と学校で勉強できるならそれでいいのです。塾ではたくさん教材をもらって、わからないところは教えてもらえますが、教材は探せばいくらでも手に入り、回答と解説を見れば、たいていのことはわかるようになっています。それでもわからなかったら学校の先生に聞けばいいのです。そうすれば少ないお金で勉強することができます。そのようにしていた人もいるはずです。

ここまで塾に通っていた経験のある個別指導講師アルバイトの戯言をつらつら述べました。誰が言うてるねんという感じがとてもしますが、僕は大学生になっていろいろ勉強しながらこう思うようになりました。

塾なんて行かんでええねん。

まとめ

結論を言うと、ニンニクマシマシこそが正義ということです。皆さんもニンニクマシマシラーメンとか餃子とかたくさん食べて臭くなって身長伸ばしましょう。




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