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【4月4日】キンコン西野の相談1000本ノック②

こんばんは、はるてぃむです。

YouTubeチャンネル「西野亮廣エンタメ研究所ラジオ」で視聴者の相談に西野さんがズバリ答える「キンコン西野の相談1000本ノック」

今夜は、4月4日の生配信から『集客』にまつわる相談を2本、文字起こししました。

「勝手にそんなことしていいの!?」と思われた方、安心してください。

西野さんご本人から許可をいただきました(↓)

西野さん、ありがとうございます!!!!!

それではど〜ぞ♫

【相談①】集客で苦労しているグッズ屋さん

(相談者)現在、プロスポーツクラブのグッズを数十チーム卸販売(B2B)しております。新たにネットで全国の一般チームや団体向けのB2Cに切り替えようと思うのですが、まさに集客部分、苦労しています。やるべきこと、やっちゃいけないこと、何があるでしょうか?

(西野)なんか僕は思うのは、これっていまみんな困ってるじゃないですか、集客うんぬんかんぬん。なんか、そっちを考えるっていうのも非常に重要だと思うんですね、やっぱり。ですが、一方で、これは別にYouTubeとかも絶対そうだと思うんですけど、お客さんが増えてるわけじゃないじゃないですか、市場が大きくなってるわけじゃないじゃないですか、人口は減っていってるんで。ていうと、そもそも何のために集客しなきゃいけないかっていうとこに立ち返った方がいいと思うんですね。「何のためにYouTubeの再生回数を伸ばさなきゃいけないのか?」とか「チャンネル登録者数を伸ばさなきゃいけないのか?」っていうところに、もう一度、ちょっと立ち返って、「何のためにたくさんモノを売らなきゃいけないのか?」っていうところに立ち返ったときに、やっぱ『生活をまわすため』じゃないですか。なるべくなら好きな活動をしながら食っていけたらいいよね、社員とか守れたらいいよねっていうところじゃないですか。でいうと、次に多分、僕たちがやらなきゃいけない努力っていうのは、集客はもちろんなんですけれど、それはもう最低限やった上で、やっぱね『単価を上げる』っていう努力。つまり、これ(ルビッチ人形)を、他の店だったら300円で売ってるこれをですね、うちの店では500円で売る。のためには、ここにどういうあつらえをしたらいいのかとかいう、つまり『ブランドを作る』っていうことだと思うんですけど。いま売ってるモノがあるじゃないですか、グッズ売ってるわけじゃないですか。どうすればこのグッズの単価が上げれるかなっていうところを考えた方が、今っぽいっていうか、これからやらなきゃいけない作業っていのは、人口が減っていく国でやらなきゃいけない作業ってそっちなんだろうなとは思いますね。つまり、薄利多売から脱却しないとやっぱ、辛くなるんで。お客さんの取り合いばっかりしてると辛くなるんで。極端な話ですね、アラブの石油王みたいな人が「10億で君のやつ買うよ!」って言ってくれたら、もうあと、余ったお金でお客さんに無料で色んなモノ提供できるわけじゃないですか、みたいな感じで。元々、芸術ってそっちだったじゃないですか。アートとかってパトロンっていうのがいて、メディチ家みたいのがいて、作家にモノ作らせて、作家が作ったモノを街に飾って、メディチ家が良い思い出来るっていう、これって全部、経済が回ってるみたいな感じで。高単価をちゃんと狙いにいく、ちゃんとブランドを作りにいくっていうのをやった方がいいと思います。一番、やっちゃダメなのは、薄利多売ですね。がんばってください。応援しております。

【相談②】住宅地での集客に悩むリラクゼーション経営者

(相談者)自宅でリラクゼーションを開業して、ただ今、クラウドファンディングに挑戦中です!なかなか知ってもらうのも難しいですが、住宅地の集客も難しいです。

(西野)そうですね。なんか、そこは見誤っちゃダメだなと思うのは、まず、ご自身のサービスが、お客さん何人いれば回るのかっていうことを考えた方がいいと思うんですね。例えば、それもよく言うんですけど、例えば、スナックとかだったら、スナックね、常連さん50人もいりゃ回るじゃないですか。地方のスナックとかだったら。もう50人の常連さんがいたら回るじゃないですか。そうすると、ネットで広告なんかコスパ悪すぎるんですよ。ネットで1万人とかに発信したところで、この50人がどこに住んでるかっていうと、結構、このスナックの界隈じゃないですか。だから、50人をつかまえればいいんだから、こっちに網投げてる場合じゃないんですよ。ここで、近くに居る人を銛で刺しに行った方がコスパがいいんですね。だけど、みんななんか、すぐにネットで宣伝したがるんですけど。だから、サービスの規模でね、例えば、僕とかだったら、ほんとに、例えば「えんとつ町のプぺル」あれ、損益分岐点っていうか、これ以上、呼ばなきゃいけないよ、人数呼ばないと、次回作のチャンスは無いよって言われてたラインっていうのは、要は黒字に乗っかるぐらいのラインなんですけど、120万人だったんですよ。とにかく120万人以上、お客さん呼ばなきゃいけないっていう、そういう戦いだったので、それは当然、マスに仕掛けていかなきゃいけないんですけど、テレビやネットで宣伝していかなきゃいけないんですけど、50人で回るサービスだったらネットなんかしなくていいですよ。そんなことしなくてよくて、要は、もう近くのお店に行って、自分がお客さんとしてお店に行って、そのお店の常連さんになったら、お返しでまた来てくれるみたいな感じで、そこを狙った方がいいと思います。実は、クラウドファンディングってのは、あんまり相性が良くないのかなとは思いますが、やる分には全然オッケーだと思うんですけど、これは知っておいた方がいいと思います。

今夜は、ここまで。

他の相談も観たい方は、こちらの全編をご覧ください(↓)

西野さんがとりかかっている様々なプロジェクトを見届けたい方や西野さんの頭の中をのぞいてみたい方は、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」への入会をおススメします。

それでは、よい週末を!

おやすみなさ~い ( ˘ω˘ ) スヤァ…


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