【日記】現にいるのは自分と、もう一人だけ
映画館の話
映画館が好き。
僕の生活のなかで映画館に行くという行為は、日常に紐づく、当たり前で、生きる上で欠かせない、もはや水、空気、みたいなものだ。
突然に即位した横暴な王が映画館を禁止にしたとしたら、僕は同士を募り、令和のチェ・ゲバラと呼ばれるようになり、50年後くらいには僕の顔が印刷されたTシャツを、若者がおしゃれに着こなし、その10年後には僕の映画化もされ、おいおいと命の果てが近くなったご老体の僕がよたよたと映画館に足を運び、それを見ることだろう。
とにもかく