朗読劇『リスナーたちの星空』

好きな人と続くメールを寝落ちして終わらせたくないってラジオをつけたのが私のラジオ生活の始まりだったと思う。

『メールするより会ったほうが早くない?』と家族が寝静まるのを待って出掛けた深夜のデート。
家族が寝静まるまで。好きな人に会えるドキドキをラジオのメールを送って平常心を保っていた。

七転くんや聖美さんのようにみんなに応援されて励まされて育っていく恋ではなかったけれど。

ラジオを聴きながら待っている時間。
深夜のデート。初めて見た流れ星。
青春だったなぁ。
永田崇人くんの出演情報で『リスナーたちの星空』のストーリーを読んだ。
自分と重なる部分を感じて絶対に行こうと思った。

10年後、番組が復活する。
七転くんと聖美さんのその後を語ったときの台詞
『大好きだったなぁ』
当時の気持ちを思い出した。
懐かしくて。
もう一生味わえない苦さと甘酸っぱい思い。
一緒に生きるって苦しくて
終わらせたくないのになぜか疲れてしまって
気持ちのかけ違いで終わってしまう。

七転くんと聖美さん2人だけの世界だったら
ありふれた恋愛のありふれた別れだったけれど
ラジオを通してみんなが応援してくれたこそ
迎えられたエンディングだったと思う。

久しぶりに青春時代の思い出に浸りながら
ラジオ聴いてみようかな。

#舞台感想


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