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エンジンのかかりが遅い

年末年始に10日間も休みがあったので、1月4日が不安だった。

そして仕事始め当日。懸念したとおり、業務のエンジンはなかなか始動しなかったのである。

同僚や来訪者と新年の挨拶をしたりオンラインで開かれた全体会議でお偉いサンたちの御託を聞いたりしているうちに、面倒な仕事に手をつける時間と気力がすっかりなくなってしまった。もちろん、仕事において「気力が湧かない」などということはあってはならないのであるが。

ところが。

翌5日になると一転して俄然スイッチが入って、億劫だったあれこれをドンドン進めることができたのである。「どうせなら初日からエンジンをかけないといかんなあ」といったところだが、理由はわからない。

サラリーマンにとって「新しい環境に慣れる」のはかなり大きなエネルギーを必要とすることだ。部署や担当が変わることは宿命だが、「ああ、やっとここの仕事にも慣れてきたな」と思うまでにかかる時間は、30代40代50代と進むにつれてどんどん長くなるような気がする。

長い正月休みのあとに精神状態を通常勤務モードに上げること。この程度のギャップを越えることにも苦労しているようではサラリーマンとして失格である。反省。
(22/1/6)

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