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ナゾの“ポニー回収”

 60歳。まだまだ元気なつもりでも「短期記憶」がポロッと抜け落ちる瞬間があり、焦らさせる。
 
 仕事やプライベートのメモは主にTo Doリストに入れておくことでやっと管理ができているところ。「とにかくすぐにリストに書き込む」という習慣は身についた。
 
 ところが。きのうリストを見返したところ、24日の欄に「ポニー回収」とある。むむ、ポニー?ポニーキャニオンか?いや、思い当たらないぞ。
 
 もやもやしたまま夜になってやっと思い出した。その前日に出した夏スーツの出来上がりが24日だったのである。近所のポニークリーニングだ。22日にリストに書いたものを23日には忘れているのである。かなりがっかりした。
 
 ちょっとした伏線がある。
 
 小学生の頃、ちょっと有名な中央競馬のジョッキーの娘さんが同学年にいた。名前はもう忘れたが一線級の方だったのだろう、あるクラシックレースで勝利した際に「お父さんにポニーを買ってもらったらしいよ」という話が広まったのである。思わず「え、生きてるポニー
!?」と口走ったところ、「死んだポニーを買ってくるわけねえだろ」と呆れられたものだが、いやいや、私はポニーのぬいぐるみを想像しただけなのです。
 
 とにかく。
 
 昔のことは覚えていても、短期記憶のバッファが衰えている。このことを肝に銘じていく必要がある。
(23/11/24)

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