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マイブームは人生の愉しみ

 ふとしたきっかけからハマってしまうものが存在する。いや、きっかけすら思い当たらないこともあるほどだ。

 2カ月ほど前からだろうか、ピーナッツバターを塗った食パンがおいしくてならない。血糖値が高い身として身体にいいわけはないと思いながら、止まらない。

 当たり前だが、バターもピーナッツバターも冷蔵庫から出した直後はカチカチに硬い。「きょうはピーナッツバターパンを食っちゃおう」と決意した朝は、起き抜けにまず冷蔵庫から出して、常温に置いておく。ストレッチやジョギングを終える頃には適度に柔らかくなっている算段だ。これも楽しい。

 コーヒーは会社で飲む習慣で、自宅で淹れるのはちょっと億劫。コーヒーメーカーは長男が時折使っている程度だ。

 ある日、買い置きしてあったブレンディスティックのカフェオレをたまたま飲んでみたら、ちょっと甘さが強いものの、その美味しさにびっくりした。やっぱり定番商品になるだけのことはある。

 こうしたマイブームは、いずれ静かにフェードアウトするのかもしれない。それでも「ムフフ、きょうも、これこれ」といそいそワクワクさせられるのは貴重なひとときだ。

 「人生の愉しみっていうのは、こんな身近な生活のアクセントにあるのだなあ」などと、大袈裟な考えまで浮かんでいる。
(23/1/12)

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