子どもの人権無視かい?

別居親との強制面接の拒否権が当人の子どもになくなる。私自身離婚後母親に連れられて家を出たから分かるけど、現実的に学校も友達との付き合いも家事もあるのに、別居親に会いに行く時間なんてそんなに頻繁にとれないです。これで塾に通ったり、習い事などしてたら、週末わざわざ親に会うためだけに泊まりに行ける暇のある子どもってそんなにはいない。みんな忙しいんです。

また、親としての体験から、幼児でもないのに、小学校高学年以降の反抗期が始まった年齢の子どもで、別居親とわざわざ過ごしたい子どもがそんなにいるとも思えない。中学生になったら、友達との付き合いや自分の趣味や受験勉強の方が優先順位高いのに、週末泊まりがけで親に会いに喜んで行く子どもがどれだけいると思ってんだ。

仲良い別居親でもいちいち面倒臭いなあ〜と思うのに、DV親やモラハラなどの問題ある別居親と二人っきりで会うなんて、恐怖以外の何者でもないでしょう。

「経験ないからわかんない〜」と思う方は、2017年製作のフランス映画『ジュリアン』をご覧になれば、擬似体験が出来ます。主人公ジュリアンは共同親権を盾に父親と隔週の週末ごとに過ごさなければいけなくなり、その都度に執拗に母の居場所を聞かれてもDV男から母を守る為に必死で耐えるけれど、結局母と息子は自宅侵入した彼に襲われて母は殺されそうになる。これから日本のあちこちでこの地獄図が見られる事になるでしょう。

共同親権って一体どこが子どもの為になってるんだ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?