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材料費≠販売価格


作家にとっての悩める1つ
価格の付け方。


価格upは結構勇気のいる事で、
高すぎても手に取って貰えるかと
不安になるものです。

だからといって安くし過ぎても
安物に見られてしまいます。


私がプラバン作品を最初にイベントで
出展した時は、
恐らく今の1/5くらいの価格で販売していました。

プラバンという素材が安価という事もあり
中々踏み切った価格を提示する事ができなかったのです。

ですが、
お店で取り扱い頂くようになり
店の全体の価格帯が高めなので
販売価格ももう少し上げてくれませんか?
と相談された事があります。

その時はプラバンに付ける装飾品を
増やしたり何とか色んな素材を使って
価格を上げる努力をしました。


その時の私は
"材料費をかければ高く販売出来る"
と考えていたのです。


ですが、その考えは間違っていました。

(間違っていると気がついたのも
そんな昔の話しではないのですが。。)

販売価格を決めるのに
原材料の価格は気にしないで良いと言うことに
ある時、友達の作家さんに言われて
気がつきました。

"画家の人も使っているのは紙と絵具。
だけどそれなりの価格がついているのは
その人の技術料なんだよ。"

お友達も別の人にそういわれて
ハッとしたと言っていました。

私もその話しを聞かなければ
ずっと販売価格に対しての思い込みは
解かれなかったと思います。


材料費が安価だとしても
何年も技術を磨けば販売価格をあげていい。


材料費≠販売価格

ではなく

技術料=販売価格


そう思っていいんじゃないかなと
今は感じています。

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