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公立vs私立ではない志望校選び

たびたび沸き起こる「中学受験」or「高校受験」論争。住まい選びにおける「賃貸」or 「購入」という、価値観の問題かと思います。個人的に思うのは、そんなに対立をあおらなくてもよいのではないかということ。「それぞれにメリットデメリットがある」のでどちらを選んでもよいではないかと思います。

公立中学校に進学して伸びることもある

私は公立中学校に進学しました(中学受験は全落ちでした)。幸いにもその中学校は東京都の中でも非常に学力レベルが高い学校で、高校もそれなりの偏差値のところに進学できました。
当時は高校から入れる私立もたくさんあったので、中学校で敗れたところをあっという間に抜き去り、高校ではそれ以上の偏差値の学校に進学しました。あの苦しい小5小6の時間はなんだったんだ、と今でも思います。

伸びる時期はいつかの見極めは大事

私は早生まれということもあり体も小さく体力もありませんでした。第二次性徴も遅く、心身ともに幼かった。中学受験には向いていないタイプでした。中学生になって成長期に入り(反抗期にもはいりましたが)長時間の勉強もできるようになり、高校受験をクリアしました。

この経験から、「子どもには楽しく勉強をできる「時期」がある」と思っています。もちろん言われたことを粛々とこなす、与えられた環境で全うできるしっかりした子どももいると思いますが、私のような「できない子」基準では時期を見極めることはとても大事だと思っています。

6年間同じところで過ごせる

さて、中学受験をする場合、中高6年間を同じキャンパスで過ごすこと、同じ思想のもと勉強ができることの価値を謳われます。実はそれには懐疑的ではありましたが、思えば私のように環境が変わると慣れるまで時間がかかるようなタイプには、環境が変わらずいられるのはとても素敵なことだったのかもしれないなと思うようになりました。
一方で、飽きてしまったかもしれないなぁとも思います。どちらも経験していないので何とも言えませんが。

好きな部活動ができる

私は部活というか集団行動が苦手だったので必然的に「部活」という選択肢はなかったのですが、やりたいことがある子にとって高校受験がないというのはとてもよい環境だと思います。
友人のお子さんは、部活で野球部に入ったが部員が揃っておらず「キャッチボール部だった」といいます。
やりたい部活の有無で学校を選ぶことができるのも魅力です。

進路にじっくり向き合える

これも「かもしれない」という想像ではありますが。高校受験がないということは進路について考える時間があるということでもあるのかなと。
もちろん高校受験をきっかけに、進路を考えることもできると思います。こればかりは何ともいえないのですが、小学生という早い段階で「自分はこうしたい」という希望を持ち、挑戦するということは、自分のこれからを考える大きなきっかけになるかもしれないなと思います。理想論かもしれませんが、そういう受験にしたいなと思っています。

もちろん、公立中学校に進学する際にも早い段階である程度のロードマップ描けるようにしていきたいなとは思います。

通学に時間がかかる

一方、地元の公立中学校以外に通う場合、これが一番のデメリットかと思います。(最大のデメリットではお金がかかる、というのもありますが、あくまで子どもにとってのメリット・デメリットでお話します)

私は電車通学ができませんでした。そう考えると地元の公立中学でよかったと思います。私立高校では電車にしてたった数駅ほどでしたが世界一の乗降者数を誇る某ターミナル駅を通るということもあり、都度具合が悪くなりました。もちろん小学生でも電車通学の子はいるので、こればっかりは個人差があると思います。

子どもが通う中学の場所、路線はしっかり見極めておきたいです。電車通学をすることでどれくらいの負荷がかかるのか本人の適性はよく見ておきたいと思います。

なお私は大学にも自転車で通いました。そして今は在宅勤務です。ノーモア通勤電車。

この偏差値以下は行かせない!は危険だけど

全落ちになるパターンですね。しかし「私立ならどこでもいい」というのも同じくらい危険だと思います。前述の通り、中学で伸びる場合もあるからです。公立中への進学を全くなしにして考えるのはどうなのかなと個人的には思っています。

地元の公立中学校、志望の私立中学校を並列に見る

中学受験は子どもを成長させてくれる良い機会だと思うので、参戦します。必要な教養を一気にインストールできるいい機会です。
ですが、公立中学からの高校受験というルートも捨てません。どんな中学生活を送りたいか?高校生活はどうしたいか?大学では何を学びたいか?それらを総合的に判断して、志望校(公立含む)を決めたいと考えています。


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