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『手のひらのかがり火』目次
炎を好きな形へ変えることができる、不思議な力をもった青年。彼が営むのは小さな角灯屋。人が不思議な力を宿す町で、彼は誰かと出会いながら進んだり、また戻ったり、立ち止まったり振り返ったりして、誰かの心を灯し、灯されながら少しずつ歩いていく。篝火はいつもおまえの手のひらに。
『手のひらのかがり火』
i ・・・・・ 羽ばたく陽
ii ・・・・・ ひなたの天球
iii ・・・・ 寂しさのひとかけら
iv ・・・・ 白火飴
v ・・・・ 光のたてがみ
vi ・・・・ ふるえる燈火
vii ・・・ こころ映しの花束
viii ・・・ 沸騰
ix ・・・・ ひびの結び目
【番外篇】〈燐寸箱〉
花、光、太陽、こころ
逃がした火の粉は甘かった
雨を待つなんてばかなこと、それでも光る雨を知っている
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