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思考の源泉~2023年度版~
初めに
私の思考・表現の源泉は本と映画である。これは声を大にして言うことができる。私は反・教養主義を掲げる教養主義者である。毎年「読書100冊・映画100本」を目標に掲げて実践している。
私はかなり戦略性をもって自分が読む本を選書している。また、そのときどきに合わせた興味関心の移り変わりを反映している。
このnoteは今年読んだ本を一月から順に列挙しながら各月において私が置かれた状況を振り返る、一種の今年の総括文的役割も兼ねている。各書籍についての言及は一言付すくらいに留めるが私の思考の源泉を覗いてみて欲しい。また末尾に積読リストも付す。積読を見るのもまた一興なのではないだろうか。
1月(17冊)
外山合宿(革命家外山恒一が若者を集めて実施している教養強化合宿)に参加し、帰京してからは部屋にずっと籠って読書・映画・筋トレ・ポケモンしかしていなかった。引き籠りニート。
・ユートピアの冒険(笠井潔) 外山合宿の課題図書。
・1968年(すが秀美) 外山合宿の課題図書。
・歩きながら考える(ヤマザキマリ) 「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家のエッセイ。この人の書く文章は凄く好き。ポストコロナ文学としての価値。
・クララ殺し(小林泰三) 「アリス殺し」に続く童話×殺人事件の異色ミステリ。並行世界の描き方が秀逸。演劇化しても面白そうだよなあ。
・火の賜物(リチャード・ランガム) 自然人類学のテスト勉強のため読んだ。ちなみに自然人類学はテストの日が旅行の日程と被っていたため出席できず落とした。
・精神症状の診かた・聴きかた テスト勉強。精神分析学の超易しい入門書。
・勉強の哲学(千葉雅也) これ読んで読書メモのスタイルを変えた。これを読むまでは自分で要約してたけど、読後は「気になったところを全部抜き書きし、ページ数をメモする」ようにしている。レポートを書くときにめちゃくちゃ楽になる。わざわざ”レポートを書くために”参考文献を探さなくていいので。自分の引き出しの中から探せば済むようになる。
・政治と精神分析(ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ) 上記「精神症状の診かた・聴きかた」を読んで本人たちが何言ってるかを読みたくなった。
・サピエンス全史(下)(ユヴァル・ノア・ハラリ) (上)にすべてのエッセンスが詰まっている。(下)は必要な蛇足。
・くらしのアナキズム(松村圭一郎) ほぼ記憶に残っていないことが後に判明。
・ユートピア的身体/ヘテロトピア(ミシェル・フーコー) フーコーの中で一番薄い本を選んだ。
・共同幻想論(吉本隆明) 「遠野物語」を読みたくなり、また遠野に行きたくなった。
・「私物化」される国公立大学(駒込武) 「今の大学の何が問題なのか」を教員の立場から主張する良書。暗澹たる気持ちになる。日本に未来はありません。
・火あぶりにされたサンタクロース(クロード・レヴィ=ストロース) すげー学者の本を読みたいけど主著を読むには力不足だと思っていたのでとっつきやすい本をセレクトし続けている(ドゥルーズ&ガタリ、フーコー、レヴィ=ストロース)。
・ヒトは食べられて進化した(ドナ・ハート) 自然人類学のテスト勉強。
・一冊で学位心理学(アラン・ポーター) 般教の心理学のテスト勉強。ちなみに落単した。本読んで知識をつけるより、伝手を使ってレジュメを入手し穴埋めを暗記した方が成績良いという大学教育の無意味さを痛感。
・動物化するポストモダン(東浩紀) 外山合宿で読めと言われた。人文系必読書と言われるがそんなことはない。
2月(4冊)
東北旅行で念願の雪道走行。今年初スリップ。遠野に行きました。東京で知己に会い、北陸一人旅。とにかく車を乗り回したい時期。
・運動脳(アンデシュ・ハンセン) ADHDやASDに苦しんでいるお前らに捧げたい一冊。人類の進化はお前らなしには成し遂げられなかったんだよ。私はこれで自分のADHD気を正当化する論理を手に入れました。
・昆虫食の歴史(ジーナ・ルイーズ・ハンター) 昆虫食について知りたいと思ったときに歴史をまず参照するの我ながら人文系だなあ、と。
・遠野物語(口語訳)(柳田国男) 「共同幻想論」の影響。
・平成・令和 学生たちの社会運動(小林哲夫) 知ってる中核派の名前が出てきてウキウキ。
3月(7冊)
3週間栃木の鬼怒川温泉に幽閉され賃労働に勤しんでいた。毎日温泉入れるので過去一お肌ツルツル。
・テロリズムの心理学(越智啓太) 特に記憶に無い。
・東京藝大ものがたり(あららぎ菜名) こんな浪人してたらメンタルやみそ~、って感想。浪人は1年でもうこりごり。
・哲学による精神分析入門(ロバート・サミュエルズ) 精神分析に興味関心があったんだな、と。最近(本note執筆時2023/12/30)全然精神分析系の本を読んでいないので移り変わりを感じる。
・限りなく透明に近いブルー(村上龍) 村上龍・村上春樹の二人のムラカミの作品は割と義務感も感じながら読んでいるがなんだかんだ好き。
・完全教祖マニュアル(架神恭介/辰巳一世) 新興宗教好きを名乗るなら、ちゃんと勉強しなきゃなと思ったので。
・ユートピア政治の終焉(ジョン・グレイ) ”ユートピア”というのを一つのキーワードとしてこの世に向かい合っていた時期。今も前景化していないだけで思想の背景にある考え方。「災害ユートピア」を2022年に読んで色々な場における”ユートピア”を模索している。
・処女神(植島啓司) 人類学・民俗学の具体事例を見てみたかった。
4月(9冊)
生活の拠点を京都に移す。船とかバイクの免許を取りに行ったりキャンプ行ったり。後半は演劇の稽古尽くし。
・乙種第四類危険物取扱者合格テキスト(坂井美穂) 資格試験の勉強。ちなみに試験に寝坊したため未受験。来年取りにいきます2024年の目標。
・殺戮にいたる病(我孫子武丸) ネタバレ踏む前に読め。
・24フレームの映画学(北村匡平) 映画と本って言ってる割に”映画について書かれた本”って全然読んでない。
・叛逆 マルチチュードの民主主義宣言(アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート) ”場所性”について注目することが多くなった時期にタイムリーに読んだ一冊。
・錯視芸術図鑑(ブラッド・ハニーカット) ページめくるの楽しい。
・ニューヨークの落葉(安野光雄) 見てて楽しい
・ドキュメント新右翼(山平重樹) 左翼にしか注目してこなかった自分を自己批判。「日本会議の研究」を読むのに非常に助かる。
・熊の場所(舞城王太郎) 演劇自身出演作の原作。
・69(村上龍) 高校時代に読まなくてよかった。高校時代に読んでたら間違いなく退学になってました。
5月(3冊)
「熊の場所」で主人公の中学生時代を演じる。1週間の自然学校バイト。インフルエンザを子どもから移されダウン。快復直後、ヒッチレースで函館に飛ばされるも謎のインド人から2万円貰って熱海温泉旅行を楽しみながら帰京。
・「里山」を宮崎駿で読み直す(小野俊太郎) 第一次産業への興味関心と”場所性”と映画の交錯点。
・風の歌を聴け(村上春樹) 記憶ない。
・全共闘以後(外山恒一) 読書会を貫徹。私が長期の読書会は無理なので、短期集中型。
6月(14冊)
なんでこんな冊数読めてるのかわかんない。2週連続で紀伊半島を一周し、釜山→西表→利尻と移動。4年ぶり海外。西表ではハブを捕獲。
・右翼の掟 公安警察の真実(鈴木邦男 北芝健) 右翼は何を思って右翼なんだ?と思ったので右翼の親玉が書いた文章を読みたくなった。鈴木邦男リスペクト。
・カインの傲慢(中山七里) 質の高いミステリ。
・どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント(宮台真司 二村ヒトシ) 宮台の思想には触れながらも別に著作としては読み切ったことがなかったので初(「権力の予期理論」挫折しました)。二村ヒトシも良いこという。
・建築モダニズム講義(三沢浩) ポストモダンを語るならまず建築から…と思い…。
・世界の広場への旅(芦川智 他3名) ”場所性”について注目するなかでさらに広場に注目。
・シュタイナーの美しい生活(ルドルフ・シュタイナー) どの新興宗教よりも新興宗教らしい。いくら怪しくても読んでから批判しようと思ったので。
・虐殺器官(伊藤計劃) 別にロラン・バルトがどうこうとか考えんでええやろ、と思う。わざわざ哲学に持って行かずともエンタメでよい。
・’67~'69 ロックとカウンターカルチャー激動の3年間(室矢憲治) 68年、文化に対する興味
・錯視芸術図鑑2(ブラッドハニーカット) ハマった。
・世界の美しい橋 建築。広場の次は橋。
・神戸・続神戸(西東三鬼) こういう生活(ホテル隠遁)がしたい!と思ったが問題は私が飛び回ってしまうこと。
・バイバイ・エンジェル(笠井潔) 連合赤軍のオマージュ好き。これは私の感性なのだけれども、エンタメと思想を切り離してもいいと思ってる。「虐殺器官」然り、哲学が前面に出てるのどうもな。
・世界でいちばん素敵な昆虫の教室 写真集とかイラスト集めた本って結構好きなんです。子どもが図鑑好きなのと同じですね。
・昆布と日本人 利尻行くときの必読書。明治維新は昆布パワーである、という歴史観を持つに至りました。
7月(2冊)
ずっと利尻の生活。テストのためだけに帰京。
・概説日本経済史近現代(三和良一) テスト勉強
・基礎からわかる動物行動学(トリストラムDワイヤット) 叩かれたら知識出てくるくらいに頭の片隅には残ってる。
8月(7冊)
利尻から戻ってしまなみ海道巡ってキャンプ行って仙台で学寮交流会に参加して。基本的にずっと海の側で暮らしてたなあ。
・エロスとグロテスクの仏教美術(森雅秀) インド好きがち。芸術に思想は現れますからね。
・スペードの女王/ベールキン物語(プーシキン) レポート執筆のため。
・心理学概論(青山謙二郎) 文学部専門心理学のテスト勉強。テスト終わってから読み終わった。意味ない。得単。
・アジアの昔話4(松岡享子) 子どもを看病してて暇だった1
・子どもの図書館(石岡桃子) 子どもを看病してて暇だった2
・雪わたり(宮沢賢治) 子どもを看病してて暇だった3
・絶対貧困(石井光太) 万人にオススメできるルポ。貧しさとその中から生まれる知恵について考えさえられる。
9月(5冊)
北海道・厚沢部で農業やりながら狩猟講習を受けジビエを食いまくってた。廃幼稚園での共同生活、刺激的でしたね。
・動物行動学者、モモンガに怒られる(小林朋道) 理系ならこういう研究・学問やりたいなあ、って思った。結局(偉そうな言葉で言えば)フィールドワークしたいだけ。もっと簡単な言葉で言うと野山を駆け回りたいだけ。
・アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ(栗原康) 思想的に一番近いのはこれなんだよ~をある程度明瞭に言語化してくれた本。
・今夜、すべてのバーで(中島らも) 有名な「教養とは学歴のことではなく、一人で時間を潰せる能力のことである」の一節を見つけてテンション上がった。普段”教養”という言葉を使うときは、この意味で使っていないが、いつかこの意味で自然に会話できるような世界になったらいいな。
・ポスト・モダンの左旋回(中正昌樹) なーーんもわからん。また出直します。
・ぼくは猟師になった(千松信也) 北海道でオススメされた本。四年間まとめて休学する胆力凄いなと思う。こういう京大生でありたいよね。
10月(5冊)
毎週長野まで車飛ばして百名山登ってた。半年ぶりに演劇の本番に立った。初めてフェリー使って福岡に行った。月末は四国一周。高知を踏んだことで人生で47都道府県を制覇。
・世界の奇食の歴史(セレン・チャリントン=ホリンズ) 嫁からの誕プレ。これ読まずして免ピーチ通らんかったと思う。奇食を語るときの理論書。圧倒的センス。圧倒的感謝。
・聖なる怠け者の冒険(森見登美彦) 北部祭インタビュー企画の予習1
・宵山万華鏡(森見登美彦) 北部祭インタビュー企画の予習2
・新左翼とは何だったのか(荒岱介) 新左翼関連書籍色々のうちの一冊。特に良いとも悪いとも思わん。
・未来の法(大川隆法) エルカンターレ生誕地(徳島)に行くための予習。宗教指導者手腕は本当に凄いと思うし、めちゃくちゃ頭が良い人なんだなと感じる。信仰はしないがリスペクトはしている人間。
11月(20冊)
演劇本番その2。外山邸にまた転がり込んで読書三昧の生活。福岡からの帰りに壱岐に行った。これにて2023年47都道府県制覇達成。北部祭の森見登美彦インタビュー企画にインタビュアーとして登壇。NF(京大)→駒場祭(東大)と二週連続で学歴の暴力の追っかけをした。東京までわざわざ最終面接を受けに行って免ピーチ見事GET。
・日本宗教史(末松文美士) 新興宗教パートをもう少し書いて欲しいなあと思う。<古層>への言及が非常に多くて宗教史を概観できる。
・日本会議の研究(菅野完) 日本会議・右翼・新興宗教…そういう関係になっているのか、という発見。
・おみくじのヒミツ(平野多恵) 仏教寺院と神社ではおみくじが違う、おみくじにも種類がある、気にしたことなかったけどそりゃそうだ。
・「忙しい」を捨てる(アルボムッレ・スマナサーラ) 拙い日本語ながらも、「日本人は時間に追われ過ぎだよ」っていうメッセージを伝えてくれる。拙さが逆に生の声らしくてよい。
・新解さんの謎(赤瀬川原平) ずっと読みたかった赤瀬川原平の著作。表題のエッセイが楽しい。
・終わりなき日常を生きろ(宮台真司) オウムに対するお気持ち表明。援交女子とかに関する著作を来年は読みたいな。
・日本共産党の研究〔一〕(立花隆) 知の巨人すげー。
・日本共産党の研究〔三〕(立花隆) なんでこんな分量書けるん?
・セッちゃん(大島智子) あだ名一緒だなあ、と思って手に取りました。ただそれだけ。
・翔んで埼玉(魔夜峰央) 映画の方が好き。珍しいパターン。
・ゴーマニズム宣言(小林よしのり) 社会の暗黙の了解の裡に言えないことを表現する作品が人気になるのはわかるが、盲信するのも危険だなあ、と思わされる一冊。狙って露悪的に書いてるのは上手い。今でいう炎上商法を戦略的にできてる。
・大嫌韓日記(桜井誠) 立場性(レッテル)だけを見て人を批判してはならない、という思想信条に基づきレイシストの生声を聞こうと思った。これからは堂々とレイシスト叩こうと思う。
・フェミニズム入門(大越愛子) 秋にやった演劇の主題がフェミニズムだったので、理論を学びたいと思った。通史でわかりやすくまとめられている。
・食べものの話(吉本隆明) 久しぶりに吉本隆明的文章を読みたくなった。
・ネオリベ化する公共圏(すが秀美) 早稲田タテカン規制について。今の日本の大学に自由はないんだな、という再確認。悲しいね。
・文明の内なる衝突(大澤真幸) 大澤真幸なんか読みたいな、で手に取った一冊。来年なんか他の本も読みます。
・ご飯は私を裏切らない(heisoku) 主人公よりは楽しい人生を生きたいなあ。
・Do it!(ジェリー・ルーピン) 運動家の体験記は読んでてわくわくする。
・現代思想入門(千葉雅也) ”読んだ”という実績解除。似たような内容なら後述する内田樹の「寝ながら学べる構造主義」の方を推す。千葉雅也は「勉強の哲学」の方が刺さった。
・ルバイヤート(オマル・ハイヤーム) 世界史の教科書で名前しか聞いたことないやつ。内容めっちゃいい。酒!旅!恋!それが人間の本質だ。
12月(12冊)
・逃走論(浅田彰) 前半は読みやすい。柄谷行人と対談し始めたあたりからもうダメついていけない。
・暇と退屈の倫理学(國分功一郎) 主張は一貫しているので、はいわかりました、と頷ける。”必読書”的扱いをされるのには疑問。
・読書術(加藤周一) さすがええ文章書きますなあ、という感想。読書論は結構好きなジャンル。
・ブッダが説いたこと(ワールポラ・ラーフラ) 最近仏教を思想の核に据えてるが、その理論は基本的にこの本からの借り物。
・コモンの「自治」論(斎藤幸平 松本卓也) こういうことを述べるならもっと京大の学生寮とか自治組織についてアプローチしてもいいんじゃない?と思う。
・死者宅の清掃(キム・ワン) 死を眼前にする、それを本というメディアを通して人に伝える。人間の営みです。
・寝ながら学べる構造主義(内田樹) 来年武術やりたいなあ、と思わされる。
・十角館の殺人(綾辻行人) ネタバレ踏む前に読め。併読しかしない注意散漫な私が一気読みできた一作。
・日本宗教のクセ(釈徹宗 内田樹) なんの根拠もない、されど正しそうな哲学的対話、好き。こういう対話を人としたい。
・ヘアヌードの誕生(安田理央) 参考文献の数に圧倒される。めちゃくちゃ研究してるなあ、と。ギュスターヴ・クールベの「世界の起源」好き。
・待ち人来ずってなんなの 私から会いに行くからお前が待ってろよ(きらめく星のなったん) Twitterでバズったら人から送られてきた一冊。めちゃくちゃ勇気づけられる。恋愛してもいいんだぁ、ってなりました。
・上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!(上野千鶴子 田房永子) 主張を聞かずに批判してはならない、の信条に基づき上野千鶴子的言説に触れるために読んだ一冊。運動家としては尊敬するし、妥協点もいっぱいあるが全肯定はできないなと感じた。相手に加害性を見出す論理構成が上手だけどセコいんだよな。
積読一覧
・日本百名山(深田久弥) 百名山登るたびに登った山の文章を読むのが好き。登った日付メモ。
・邪宗門(高橋和巳) 圧倒的筆致。厚い本って併読魔の天敵。
・日本人の魂の原郷 沖縄久高島(比嘉康雄)
・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップ・K・ディック)
・性的人間(大江健三郎)
・走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)
教養としての世界史の学び方(山下範久)
・無縁・公界・楽(網野義彦)
・ヒトラーの大衆扇動術(許成準)
・科学哲学(カール・ポパー)
・ゴリラ裁判の日(須藤古都離)
・壁とともに生きる(ヤマザキマリ)
・暴力の哲学(酒井隆)
・七つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)
・現代フランス思想への誘い(市倉宏祐)
謝辞
今年一年を振り返ってみると、人に生かされ続けた一年だったなあ、と思います。利尻でも厚沢部でも福岡でも、そして京都に帰って来ても、人々が私にあったかいご飯を作ってくれました。貴方たちのおかげで私は今日も元気に暮らしています。本当に感謝。
大晦日の今日は蛸薬師堂の大根炊き出しに生かされていました。合掌。
また、一緒にご飯を食べてくれた貴方たちにも大きな感謝を―。ご飯を食べながら楽しい話、難しい話、バカな話、いっぱいしましたね。人と食卓を囲む、これほどの幸せは人生においてありません。
2024年も貴方のご飯を食べさせて貰いながら生活する覚悟です。
ご馳走様でした。
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