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就活マジでなんなんだ!?

こんにちは

俺は半塩。この春、3留大学生を卒業したぴちぴちの無職だ。

世に出りゃいわゆる「既卒」だけど、いじきたなく新卒に混じって就活をしている。

しかして、在学中の就職活動がほぼ「」の俺にとって、履歴書の記入欄にある

志望動機
自己PR
資格

全て意味不明だ。何を書きゃいい? 全くわからない。
まあそれでも自分を奮い立たせて履歴書を書き、面接に挑み、落ち。
もうダメだわこんなカスどこも拾ってくれねえよとダンボールの底のみかんみたいに腐っていたら、見かねた母が、履歴書はこう書く! 売上No,1! とか表紙に書いてる本を買ってきた。

大学の同期がこういうのはネットに載ってるので十分だから買わなくてもいいよって言ってたし、イヤだわ~こういうの、と思いつつ読んでみたら、

バイトで売り上げ3倍! 経済動向を毎日チェック! 人間力!

スカイツリーもかくやといった意識超高層自己PRの数々。回答の玉虫色が眩しすぎて思わず本を閉じてしまった。なんとしても有名大企業に入ってやろうという就活の獣たちのギラついたエントリーシート。”そういう本”だから多少大げさであろうことを加味しても、これは想像だにしなかった世界だ。
俺は恐怖した。
世の就活ソルジャーたちはこんなのを参考にしているのか。

小さいころから逆張り・ひねくれマンだった俺に

資格:簿記検定2級(試験は1回で合格しました)

なんて書けるわけがない。(そもそも資格は四輪免許しかない)


日陰に生きる自分は普通じゃないところで評価されたい、という子供っぽい願望を捨てきれず、マジョリティを押し付けてくるやつらには(心の中で)中指を立ててきた。
そんなだから、自分のまっとうに褒められるようところなんて思いつかないし、書きようがないんだよな。

しかし

しかしだ、だからといって就活を投げるわけにはいかない。ニートを続けていくことも、クソ履歴書でも採ってくれる奴隷船に乗ることもしたくないしできない。
漫画家になれるほどの画力もないし、トラックメーカーになれるほど音楽も知らないし、物書きになれるほど文章もうまくない。
受け入れて、染まらなければならないのだ。自分を飾り立てて、劣等感を隠し、社会の望む人間を作り上げるしかない。

大げさに言ってみたけど、そんなの大抵の社会人はやってきたことだよね。うるせえ! これが普通にできてたら3年も留年してねーよ! バーカ!!

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