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おしゃれなパンフレットを作るには?ポイントをまとめました。

こんにちは。デザインパンフレットという東京・埼玉の中小企業様を中心に会社案内や製品パンフ、学校案内といったパンフレット専門制作サービスを運営してますデザイナーの小川です。
パンフレットを自作される方で「おしゃれなパンフレットを作りたい!」「かっこいいパンフレットを作りたい!」というご要望をお聞きします。そこで!今回はプロのデザイナーが教えるパンフレットをおしゃれに、カッコよくする方法をお教えします。ちょっとした事で全体のイメージが良くなるので、これからパンフレットを作るよ、という方はぜひ参考にしてみてください。


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1.文字の大きさが大事!本文の大きさに気をつけよう!
ここは本当に大事です!僕もデザイナーになってから数々のデザインを作ってきましたが、まず気をつける超重要ポイントです。皆さん、デザインを作るっていうとかっこいい写真とか外国のグラフィックを使ってとか考えてませんか?決して間違いではないのですが、それ以上に重要なのは「文字の大きさ」なんです!地味な部分なので「え〜〜、適当でいいよ。」と思われるかもしれませんが本当に重要なので1番目に説明しています。
パンフレット制作において紙面を一番埋めるのは大概の場合「文字」です。その文字が大きすぎると途端にものすごくダサく感じるんです。かっこいい写真もグラフィックも文字が大きいと全てが台無しになるくらいの破壊力で…。なので地味な部分ではありますが、文字の扱いには最大限の注意を払いましょう。
では、実際にどのくらいの文字の大きさが適当なのかというと…、「9pt」くらいをひとつの目安に。本文の大きさをこれくらいにしておいて、中見出しや大見出しはそれに沿って「このくらいかなぁ〜」とやって大丈夫。とにかくパンフレット制作において何よりも先に文字の大きさが大事です。これだけは必ずしっかり設定しましょう!そうしないと渾身のデザインも台無しになる可能性が非常に高くなってしまいます。


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2.イラストや写真のテイストは揃えて極力トーンを揃えよう!
イラストや写真素材はいろんな物を使っていませんか?こっちはこのイラスト、あっちはこのイラストとテイストが違う物をひとつの紙面にまとめて使うようなら要注意!完成して見た時にイメージがごちゃ混ぜになっている事があります。そうならならいようにイラストや写真は極力ひとつのイメージでまとめましょう。例えば「同じようなテイストのかわいい系のイラストでまとめる」や、「同じ作者のイラストで紙面全部をまとめる」など。写真なら「雰囲気の撮り方が似た写真でまとめる」事や、「同一カメラマンの写真でまとめる」などです。こうすることによって完成した時に紙面のイメージが統一されて全体から「私はこういう事を伝えたいパンフレットです」という雰囲気が出てきます。この雰囲気が出てくると読んでくれる方にも文章を読む以上の事が伝わりますし、なによりも統一されたイメージでシャンとした雰囲気になってカッコよくなります。制作中にぜひ気をつけながらやってほしいポイントです。


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3.色の使い過ぎには注意!3色くらいでまとめよう
これも大事です。パンフレットを作っているうちに色数がどんどん増えていってませんか?上記2.と同じようにパンフレット全体のトーンを合わせるために色数は多くし過ぎないのがポイント。基本は文字色の黒と全体のイメージカラー、補助としてもう1色くらいの3色程度で考えましょう。「色が少ない…」と思われるかもしれませんが、写真を入れると結構色が入るので意外にまとまるものです。ガチャガチャしたイメージを作りたい時はこの限りではありませんが、基本は3色でまとめてみましょう。実は雑誌も3色くらいでページ構成されている事がよくあり、色の多さがデザインの良し悪しとは別な事がよくわかると思います。


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4.表紙はどーんとイメージだけで!色々な情報を載せ過ぎないように!
やってきました、表紙です!ここはパンフレットの花形。あなたの伝えたいイメージをどーんと表現して許される場所です。「これはこういうパンフレットです!」という事が伝わるよう、考えてるイメージを最大限に表現しましょう。
最大限に表現するためにはまず情報量を減らしてイメージの伝達にウエイトを置きます。具体的には文字情報は「表紙に入れるのはタイトルと会社ロゴとちょっとした見出しのみ」の大体の内容がわかる程度に絞って記載します。そして後は自分の考えるおしゃれなイメージを最大限に表現しましょう!デザイン的にはやっとここで自由です(笑)
今までデザインについては抑えめだったのに、なぜ表紙はイメージを思うように伝えていいのかというと、実はちゃんとした理由があります。それは表紙の役目が「多くの人の目に留まってパンフレットを手に取ってもらう役割」だからです。中面は情報伝達が主な役割ですが、表紙は見る人を惹きつける役割。だから表紙はデザイン寄りの作り方が推奨されます。ここで思い切り自分の思うようなイメージをデザインして、多くの人に興味を持ってもらいましょう!


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5.逆に背表紙には基本情報と重要度の低い情報を並べよう
今度は表紙の裏側の背表紙です。ここは裏側の名が示す通り、割と地味な領域です。会社の必要情報(住所とか電話番号とか)やお問い合わせ先、注意事項といった「記載必須だけど、話す内容としては後回しでもいい事」や「書いておかなければならないけど重要ではない事」が主な内容になります。これは理に適った考え方で会社情報などはパンフレットを見て「この商品欲しい!」と思った方には重要な情報ですが、「この商品いるかなぁ」と思案している人にいきなり会社の電話番号なんか教えても微妙なわけです。そういった人はそれより先に「商品の特徴や性能」を説明した方が親切。そこで最後まで商品に興味を持ってパンフレットを見ていた人が辿り着く先が背表紙。情報の流れとしても会社概要などが背表紙に来るのは合理的です。このような情報設計の元、パンフレットの背表紙に会社概要や注意事項がまとめて書いてある事が多いです。デザイン的には割と淡々と、読みやすい事を優先して作っていきましょう。


以上、「おしゃれなパンフレットを作る方法」でした。ポイントはイメージを作るためにある程度イラストイメージや色数を絞って「全体の雰囲気を作る」ことを念頭に置いて制作することです。そうすることによってパンフレット全体から伝わるイメージが統一されて「なんとなく良いパンフレットっぽい」品が出てきます。そうなると「素敵だね」と言われる事も出てくると思いますので、上記の内容を参考にぜひ頑張ってみてください!

東京・埼玉のパンフレット制作なら「デザインパンフレット」
http://designpamphlet.com

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