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ここだけは!自分でパンフレットを作る時に気をつけた方が良い点をプロのデザイナーが教えるよ!

こんにちは。デザインパンフレットという主に東京・埼玉の中小企業様を中心に会社案内や製品パンフ、学校案内といったパンフレット専門制作サービスを運営してますデザイン事務所halfmoonjourneyの小川です。
本来、パンフレットを作る際は我々にお願いしていただけると大変ありがたいのですが、「そんな予算ないよ!」とか「自分でやってみるよ」という方も結構いらっしゃると思います。
そこで今回はプロもパンフレットを作る時に「ここだけは気をつける!」といったポイントを紹介していきたいと思います。


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パンフレットを作る時のポイントその1.
「目的を持とう」

まずはこれです。例えばBtoB向けの大きな工作機械の製品パンフレットを作る場合は、先方の偉い方に工作機械を気に入ってもらうのが目的。BtoCのおしゃれ雑貨販売なら店舗を訪れるお客様に「まぁ、素敵な世界観。これを家に置きたい!」と思ってもらうのが目的。はたまた新規取引先開拓でターゲット企業に会社案内を渡す場合は自社への理解と信頼感を持ってもらうのが目的。パンフレットを作るからにはなにかしらの目的を持って制作されます。まずはとにかくこれをきちんと意識しましょう。
なぜ、パンフレット制作の目的を常に意識するのかというと、なぜか「デザイン」という分野においては皆自己意識が高くなってしまうからです。普段は普通の人に見えてもデザインになると突然自分の意見に固執し出す。人の意見を聞き入れられなくなる。といった事がとても頻繁に起こります。理由は未だによくわかりませんがデザインに関わるとそうなってしまう人はかなり多いです。そういった「自分の意見に固執する」事態を避けるためにもまずは「これを何のために作っているのか?」を意識することはとても重要です。ここさえちゃんと抑えておけば「自分の意見やセンスや良いと思ってる物と、今回作る物の目的は別」というように感情と目的を切り離せるので制作がすごく楽になります。やや抽象的な話になってしまいましたがかなり重要な話ですよ!ぜひ意識しながら制作してみてください。


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パンフレットを作る時のポイントその2.
「端っこを揃えよう」

基本ですね。ページの左端、右端、上、下と端っこにくるものは基本ラインを合わせてみてください。小さなことですがきちんと揃っていると全体で見た時にとても綺麗!デザイナーも無意識の間に揃えているくらいの基本技術で、特に難しい事もないのでぜひやって欲しいです。「自分はもっとアーティスティックだ!」みたいな感覚で全然揃えない方もいらっしゃるんですが、なにはともあれ基本から。そういう風にしたいのであれば一度全部をきっちり揃えてから少しずつ崩していってください。そうする事でまとまりつつも崩していい箇所がわかるようになります。基本がわからないと崩す箇所もわからないですからね、守破離の精神でまずは基本からきっちり揃えましょう。綺麗な見た目になりますよ。


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パンフレットを作る時のポイントその3.
「色は3色くらいでまとめてみよう」

洋服と同じですね。色の使い過ぎは目線がどこを見てよいのかわからなくなる原因になるので、色は文字色の黒と紙の色の白を除いた3色くらいで構成してみましょう。しかも「一番目立つ色は赤、次に青、最後に緑」のように色にもなんとなく役割分担を考えてみるとより一層素晴らしいデザインになります。デザインというのはアートと違って「情報伝達」という明確な役割も持ち合わせているので「気に入った色を使う」という事ではなくて、色、文字、レイアウト、写真と全ての構成要素に「なぜ、これがここにこの大きさであるのか」論理的にしっかり考える事が大切です。最初はなかなか難しいと思いますが、ぜひやってみましょう!これができるようになると「このパンフレットとても見やすいね!」と褒められるようになりますよ。


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パンフレットを作る時のポイントその4.
「見せる部分と情報をきちんと載せる部分のメリハリをつけよう」

上記の「デザインは論理的に考えましょう」とかぶりますが、パンフレットに掲載する情報にもメリハリをつけて見ましょう。パンフレットを作るにあたって会社の概要だとか商品の写真だとか紹介する文章だとか、きっと色々な情報があなたの元に集まってくると思います。そこで思い出してみてください。ポイント1の「目的を持とう」です。このパンフレットは一体何のために作られるんですか?会社案内?製品紹介?どんなお客様に見せる用に作る?それらを考えるとあなたの元に集まった情報達から「これは最初に書かないと。これはそんなに重要じゃないので最後でいい」だとか自然に順番が決まってくると思います。その順番をその通りに大事な物は先に大きく書いてそうでないものは最後の方に小さくでもいいでしょう。全部書きたいと思っても紙面には限りがあります。また、お客様も暇ではないので辞書のように小さな文字で全部書いてしまうとたちまちパンフレットに興味を失って「ポイっ」と投げ捨てられてしまうので、やはりきちんと情報を選んでメリハリを持たせて書く事がとても重要です。デザイナーの間では「情報整理」と言われますが、これができるようになると素人っぽさが一気に抜けていい感じになります!ぜひともやってみてください。


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パンフレットを作る時のポイントその5.
「他の人に意見を聞いてみよう」

最後です。一番嫌な部分でもありますが、できたパンフレットのデザインを人に見せてみましょう。もしかしたらすごく褒められるかもしれないし、逆にボロボロに言われてしまうかもしれませんが、誰にも見せずそのまま進むと独りよがりなデザインになりがちです。ここはひとつ怖くとも他の人に見せてみましょう!プロのデザイナーもこうやって人に見せてボロボロになりながら一人前になっていきます(笑)意見を聞いて「その通りだな」と思ったら修正してみる、「この意見はこの人の独りよがりすぎる意見だな」と思ったらとりあえず保留、といった具合に何人かの方に見せてみるのが一番良いですかね。デザインの好みにしても人の数だけ良し悪しがあり千差万別。そういった意見の中でもみんなに共通する意見があったり、納得できる意見があったりして、それらを吸収しながら成長していくものです。最初は人に見せるのは怖いですが自分の成長のためにもぜひともやってみてください。

以上、パンフレットを自分で作る際に気をつけるポイントでした。パンフレットなんかのデザイン制作も作ってみると意外に楽しくて没頭してしまうものです。せっかく時間をかけて作るので、ぜひ会社や商品の良い案内役になるような素敵なパンフレットを作ってみてください!

東京・埼玉のパンフレット制作なら「デザインパンフレット」
http://designpamphlet.com

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