【2023年】今年見た映画まとめ

こんにちは!タイトルの通りです!

たまに映画の感想文なんかを投稿していますが、今年見た映画について備忘録的にまとめてみようというのが本記事の目的です。
映画ごとの文章量の違いはご愛嬌。
主観とネタバレのオンパレードですが、お付き合いいただける方は何卒よろしくお願いします。

※一応全国ロードショーとミニシアターで分けていますが、定義とかわかっていないので雰囲気です。
※公開順ではなく鑑賞順で並んでいます。


全国ロードショー


1.  THE FIRST SLAM DUNK

2022年12月3日に初鑑賞なんですが、2023年も見たから入れちゃえ!!
なんなら今年の方が見た回数多いし。
1回見たら満足する人間なので複数回見に行ったのは個人的快挙でした。
最高の思い出をありがとう……リバイバル上映ありがとう……円盤ありがとう……

2. エゴイスト

「施す」という優位性とエゴを感じた映画。
暖かに微笑ましく進む前半と、後半の劇的な展開のコントラストが鮮やかな作品でした。
この行為は驕りでないか、この親切は誰のためか、自身の行動を振り返ろうと思いました。

3. BLUE GIANT

最高のジャズミュージックに彩られた映画。
拍手OK上映なんかもあって、すごくエンターテイメントを真摯にやろうとしている作品だと感じました。

4. ロストケア

3月時点で「今年一番泣いたわ」と思いました。あの日嗚咽していた人間は私です。
殺人事件を起点にして、どこまでも「介護の話」「家族の話」をしていると感じました。
事件はフィクションかもしれない。けれど介護はフィクションじゃない。

5. 名探偵コナン 黒鉄の魚影

哀ちゃん世界一いい女(知ってた)
黒の組織が出るとわかった瞬間、期待値爆上がりしてたんですが、哀ちゃんが全てを超えてきてくれました。
興収歴代No.1も納得の哀ちゃん。

6. PSYCHO-PASS PROVIDENCE

3期の疑問が全部解決していく!?!?とドキドキしながら見ていました。
公開順で見るのがやっぱり面白いのかも……?
お団子ちかありがたかったです。ありがてぇ…。

余談ですが、仙台ポップアップストアでずんだ餅の話をしてる狡噛慎也がツボでした。お土産のことは気にすんな。

7. 怪物

子どもの無鉄砲な強さが美しく、とても恐ろしい作品。
本来彼らを守るべき大人が傷つけてしまう、ある意味普遍的な物語でもありました。
子どもたちが主役でありながら、「それじゃあ大人はどうするの?」と問われるような感覚にハっとさせられました。

8. 君たちはどう生きるか

映像の豪華さとメッセージのシンプルさが対照的な作品。
すっげぇジブリって感じがしました。

9. アリスとテレスのまぼろし工場

久野美咲……すごすぎ!!!
心が幼いままの少女を演じるってなに!?
幼児→少女→大人の演じ分け!?!?
本当にすごいです。久野ちゃんをすこれ。

10. アンダーカレント

「人を知るってなんだろう」と考えさせられる作品でした。
あの人はあれが好き、これが嫌い、そんな輪郭を集めて「あの人はこんな人」と思っているのかな、と。
本質を掴もうとするととても曖昧で、抽象的になってしまうのかもしれない。
そんなことより少し疲れた井浦新のよさ。

11. アナログ

「日本の映画見てるー!」という感じがして、とてもよかったです。
病院周りの描写でちょっと気になるところはありましたが、起承転結がハッキリしていてわかりやすく、感動できる作品でした。

12. キリエのうた

“音楽映画”の謳い文句のとおり、歌唱シーンが圧巻でした。映画館の音響で鑑賞したい作品。
時系列が行き来する構成かつ178分と長尺ながらも、鑑賞者を飽きさせず、置いていかず、とても魅せ方の上手い映画だと感じました。

13. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

東映さんよ……やってくれましたな……
あんなんオタクホイホイでしょうが。エンディング良すぎてサントラ買いました。
ときちゃんのこと覚えているからね……

ミニシアター


1. 戦場のメリークリスマス 4K修復版

修復版のリバイバル上映。前回の上映も行ってきたので人生2回目の戦メリでした。
さらに今年は追悼上映もあったので、期せずして戦メリがたくさん上映された年になりましたね。
人間について考えさせられる作品です。

2. ヒトラーのための虐殺会議

ヒトラーの出てこないナチス映画。
実際の会議録に基づいて制作されています。すごく勉強になりました。
字幕にもこだわりが見えてとても良かった印象。
アーリア人やT4作戦みたいな単語がサラッと出てくるので、教科書よりも少し踏み込んで予習した方が理解しやすそうです。

3. RRR

初手イギリス人が嫌すぎる宗主国こき下ろし映画。
神話になぞらえた男たちの戦いがアツすぎる。
人生初インド映画でしたが、ちゃんと楽しめてよかったです。
ナートゥダンスは思ったより序盤。

4. 茶飲友達

こちらも犯罪を通して現代の問題にスポットライトを当てた作品でした。
「老後の理想の姿」に立ち返るような構成が面白くもあり、切なくもあり、とても考えさせられました。

5. セールス・ガールの考現学

人生初モンゴル映画。
アルバイトを始めたことをきっかけに、自分を確立していく少女の生き様がカッコイイ作品でした。
笑って泣いて、ちょっぴり強くなれる、そんな物語です。

6. アダマン号に乗って

フランスにあるデイケアセンターのドキュメンタリーです。
精神疾患を持つ人がゆったりとした日常をすごし、対話をし、役割を担う姿を映した作品でした。
とても淡々とした映像作りで結論ありきになっていないところが、ドキュメンタリーとして好感が持てる映画だと思います。

7. リバー、流れないでよ

短すぎるループの中でそれぞれの本心が明らかになっていく映画。
ギャグ要素があって面白いのに、切なさも感動もあり、とても満足度が高い作品でした。
ちょっと人間が嫌いになって、とても人間が好きになるような作品でした。

8. 大いなる自由

かつてドイツに存在した男性同性愛を禁じる法律によって、何度も刑務所に入れられた男性を主人公に置いた作品。
ただ法を変えて「今日からあなたは自由です!」と言われても、奪われたものは返ってこない切なさを痛感しました。
本当の“自由”はどうやったら手に入るのか、とても考えさせられる映画でした。

9. さらば、わが愛/覇王別姫 4K

京劇「覇王別姫」を劇中劇とし、役者たちの愛憎や、彼らを取り巻く時代を描いた作品です。
古典芸術の美しさ、人間関係、色々な要素に圧倒されました。
古典や世界史の知識があるとより楽しめたかもしれません。覇王別姫が超有名古典だからギリ耐えました。

10. CLOSE/クロース

「大切な人を失う」ということを誠実に、克明に描写している映画です。
生きている人間は働いたり学校に通ったりして、日常を送らなければならないことを淡々と突きつける作品でした。
傷が癒える辛さをこんなにも感じるとは。

11. オオカミの家

ストップモーションアニメ、クレイアニメとしてとても挑戦的で革新的な作品でした。
同時上映の「骨」、めちゃくちゃお気に入りです。
描写の不安定さや時間経過の不均一さが、人の感情にどのような影響を与えるか知り尽くしている印象を受けました。

12. 6月0日 アイヒマンが処刑された日

歴史は如何にして作られるのか、自分の中に新しい視点が生まれた映画でした。
体験が物語ではなく歴史になるとき、そこに信じる誰かがいることを初めて認識しました。

おわりに


以上、2023年に見た映画まとめでした!
たくさんの胸を打つ作品に出会えた一年でした。
見たかったものを全て見ることはできなかったので、来年はもっと本能に従って生きていきたいと思います(抱負)

来年も面白い映画に出会えますように!!!


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