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会社を使い倒して複業をしながら世渡り上手に生きる方法

ども、其田(@haletoke : 取材された記事はこちら)です。僕は一度フリーランスを失敗し身体を壊して就職したのですが、会社員をしながら複業をするのはメリットがあるなと感じています。きょうは会社を使い倒して世渡り上手に生きる方法を解説します。

会社員のメリット 

まず会社員であることのメリットを10個下にあげました。

1・家賃補助
2・フレックス・リモートワーク制度
3・有給
4・出張旅費
5・厚生年金
6・健康保険
7・研修補助
8・資格補助
9・実務経験ができる
10・組織マネジメントを試せる

其田を例に会社員のメリットをどう使い倒すかを解説をしていきます。

1・家賃補助

3大固定費(住宅、保険、車)のひとつを補填してくれるのが家賃補助です。本来であれば約9万円の家賃なのですが、家賃補助があるので約3万5000円で住んでいます。差分は約5万5000円×12カ月で約66万円の節約です。1年に1回MacBookPro 13inch(約30万円)とFUJIFILM XT-3(約15万円)とSony α7Ⅲ(約20万円)を買っておつりがきます。5年住んでいるので、約330万円ほど得をしている計算です。さらに背景紙やストロボセット買いこんでスタジオ案件をこなしていたのでありがたい限り。

2・フレックス・リモートワーク制度

会社の組合を通じてフレックス制度を導入してもらいました(リモートワークは現在交渉中)。これにより、

- 07:30 出勤
- 15:30 退勤
- 16:30~18:30 まで撮影

あるいは

- 08:00~10:00 撮影
- 11:00 出勤
- 19:00 退勤

みたいなスケジューリングが可能になりました。これはかなりありがたくて、いままでは平日の撮影がむずかしかったのですが、フレックス制度の導入によって平日でも撮影可能になったので嬉しい。日中の撮影も時間調整が可能なので、撮影のスケジュールが事前にわかれば無問題です。

3・有給

会社を休んでも給料が出るというワイルドカードです。2019年は有給20日+夏休み5日+年末年始休み5日+土日祝日121日=151日休みがあります。もちろん会社の仕事もガッツリ手を抜かずやりつつ、全日取得します。

4・出張旅費

東京出張も月1日~2日ありまして、勤務時間外や前後の日に撮影を入れることが多いです。撮影自体で交通費がもらえればいいのですが、もらえない場合もあるのでこれはかなり助かります(京都・東京間は往復3万弱)。

5・厚生年金

もらえないといわれている年金ですが、国民年金と厚生年金では掛け金がだいぶ違う+会社が半額負担して払ってくれるので、長生きする人は厚生年金に加入することでメリットは少なからず享受できます。逆に個人事業主のみなさんは、付加年金にプラスして、小規模企業共済や積み立てNISA、iDecoで自分年金の構築が必要です(会社員も小規模企業共済や積み立てNISA、iDecoは可能なので手厚くしたい人はやってくとよいです)。

あ、そうそう。会社員の配偶者は年間収入が130万円以下であれば扶養に入ることができます(第3号被保険者)。国民年金保険料の納付義務がないのに、納付している人と同等の基礎年金を受給する権利を得られるというやつですね。「不公平なので受給額を半額にすることを検討します」という声明を政府が発表し炎上をしたので記憶に新しいかもです。パートナーのありちゃんは個人事業主ですが売上がまだあまりない立ち上げ期なので其田の扶養に入ってしのいでいます。約16000円×12カ月=約20万円を支払わなくていいのは助かります(もちろん売上が130万円を超えたらはずれる予定です)。ちなみに、将来年金額をねんきんネットから調べられます。其田が実際調べたリアルな結果が下の記事で解説していますのでいくらもらえるか気になる方は読んでみてください。

【関連】【検証データ付き】ぶっちゃけ年金いくらもらえるんですか?(会社員と個人事業主比較してみた)

6・健康保険

健康保険も会社員であれば半分会社が払ってくれるので大きいですね。こちらも扶養に入っている家族は支払う必要はありません。余談ですが、厚生年金も健康保険も標準報酬によって高くなりますので、会社員として給料を大きくしていくよりは、会社員の給料とは別に個人事業主として売り上げを増やしたほうが、最終的な可処分所得は大きくなります(経費も使えるので、お互いのいいとこどりをするイメージです)。

7・研修補助

無料のセミナーや研修がある場合があります。うちの会社であれば20万円相当の語学研修が無料で受けることができますので、これも会社員ならではなメリットです。

8・資格補助

資格補助も魅力的ですね。TOEIC・TOEFL・英検・技術士・そのほか諸々の受験費用を負担してくれたりします。資格ばかり取って仕事をつくれない人は本末転倒ですが、ひとつの目標として受ける分にはおすすめです。

9・実務経験ができる

実務経験ができるのはかなり大きいですね。エンジニアであればスクールに行ったところで戦力外なので、1年~2年ほど先輩エンジニアのソースコードを見ながら質問をしつつ実務経験をしたほうがいいでしょう。習うより慣れろ、です。個人事業主としてゼロから立ち上げをするよりかは、その周辺スキルの会社に在籍をしながら、個人の仕事と会社の仕事をブレンドして働けるほうが理想かもしれません。

10・チームマネジメントを試せる

部下や上司にどんな比率で仕事を配分し、スケジュールを組み、モチベーションを保たせながら気持ちよく動いてもらうか?というチームマネジメントは会社員のほうが試しやすいですし、良くも悪くも組織として拘束されているので割り切って仕事ができるのもよいてんかなと(もちろんフリーランスでも緩やかなつながりの中で仕事をすることも多いですがルーズな人も多いのが現状)。

会社員のデメリット

もちろん会社員にはデメリットもあります。これをどう克服するかが人生の分かれ道になります。具体的には

1・ぬるま湯
2・ゆでガエルになる
3・時間的空間的に束縛される
4・やりたい仕事ができるとは限らない
5・転勤がある
6・仲間や上司を選べない
7・クライアントを選べない
8・給料が上がらない

このあたりのバランスをとるための処方箋が副業や兼業なわけですね。賢い人は自分で法人をつくって、自分の法人から役員報酬をもらいつつ、会社の経費であれこれ買って、税金を少なくしながら個人事業主の事業でもがっつり稼ぐ(こちらは社会保険を払わなくていい)ということをしています。このあたりは勉強をして、商いを立ち上げられる人の特権ですね。普通の会社員でも同じですよ。これからの時代は

会社員+〇〇(個人事業・法人経営・アルバイトなど)が当たり前になるので、自分の特性を生かしてよき人生を送っていきましょう。小さくはじめてちょっとずつ育てるのがコツです。

下の記事に其田が月収5万円の貧乏カメラマンだったころから月収100万円をかせぐまでにしたことをまとめていますので参考にしてみてください。

お金の勉強をしたことがない人はこちらの記事に基本的なお金周りの知識をまとめてあります。

それではきょうはこのへんで。ご質問があればなんでもTwtterでご質問ください:)

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