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【ポケカ】GXマーカーを自作したのでだいたいの工程を紹介します

CL横浜に当選しまして、せっかくの晴れ舞台なので好きなポケモンの柄でGXマーカーを作ろうと思い立った次第です。

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この記事では、こんな感じ↑のGXマーカーを作るための全てを解説していきます。材料や機材を紹介する関係上、色々と本文に商品リンクを置きますが、特にアフィリエイトを仕込んだりはしていませんので、良かったら適当に投げ銭などよろしくおねがいしますね。


そもそも何でどう作るか

公式のレギュレーション上、GXマーカーの色、形、サイズ、デザイン等に規定はありません。GX技を撃った時に裏返すことができ、GX技が使用済みかどうかわかるものであれば何でもOKです。自作するとなると自由度が高すぎて逆に困ります。
先人の例に倣うと、カードのイラスト面を使ったシャドーボックスやUVレジン、レザーなど様々あります。好きなカードと公式のGXマーカーをスリーブに入れて使っている人もいますね。

僕の場合はもともと趣味でレジンクラフトをやっていたこともあり、UVレジンを使いました。好きなカード(ユキメノコ)のイラストを切り抜いてレジンでコーティングしてGXマーカーにしようというわけ。


材料と機材

というわけで使えそうな材料を購入してきました。既に持っている機材もあるので、GXマーカーの土台になりそうなものを見繕ってきた感じです。透明ビニールテープは簡易ラミネート加工用に買ってきました。
ただ、最終的に使った材料と機材はこの中のごく一部になります。

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使った材料・機材リスト

最初に材料と機材について触れておきます。

あすなろ手芸店の木材クラフトパーツ
写真中央の木製のお皿みたいなやつです。直営の通販サイトで同じパーツが見つからなかったので、手芸屋さんなどで探してみてください。

透明テープ
NITOMSのやつを買いました。カードは紙製なので、直接レジンを塗ると染み込んでしまい、だめになる可能性が高いです。そのため、こうした透明のテープを上から貼ることで簡易的なラミネート加工を施し、レジンの浸透を防ぎます。

UVレジン液
僕がいつも買っているやつ。液剤の粘性が高く、硬化後もしっかり固まるので使いやすいです。気泡ができやすいので気になる方はもうちょっとサラッとしたレジン液を買うとよいと思います。

トップコート
ネイル用のトップコートです。百均に売ってるやつとかで大丈夫。レジンで固めた後、仕上げに使います。

UVライト
自分が使ってるモデルは古すぎてもうどこにも売ってなかった。UVレジンを硬化させるのに使います。

レジン用着色剤
必要に応じて買っておくと便利です。これも自分が買ってるものが通販になかった。

各種やすり
レジンは柔らかいので耐水紙やすりの600~1200番くらいをよく使います。一通り揃えておくと便利です。

その他一般文具
定規、デザインナイフ、ハサミ、カッターマットなどの一般的な文房具を使います。あとレジンをいじるのに竹串があると便利なので買っておくといいかも。

ポケモンカード
今回はユキメノコのカードを使います。表裏で2種類、それぞれ予備も含めて2~3枚は欲しかったので、メルカリで必要枚数を購入しました。
また、試作や実験のためにいらないカードを数枚ピックアップしておくと便利です。レジンや透明テープを貼るとホログラムが見えなくなることもあるので、もし余っていればキラカードも用意しておきましょう。

材料の紹介が済んだので、ここから制作工程を書いていきます。


1. 試作する

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いきなり本番に入ると高確率で失敗するので、まずは余っているカードを使ってサイズ感などを確認します。今回はカードのイラスト部分を切り抜き、台座にきっちり収まるサイズを把握しました。
2回ほど試してちょうどいいサイズがわかったので、次の工程の型紙にするため透明テープでラミネートしておきました。

なお、ポケモンカードのイラストは原寸で54x34mmとなっていますが、進化カードの場合は右上に進化前ポケモンのアイコンが入る関係で、イラスト自体の面積はほんの少し小さくなります。
このあたりのレイアウトはカードの世代によっても変わってくるので、気になる方は公式のカード検索からある程度のサイズ感を把握しておくことを推奨します。

2.デザインを考える

公式のカードイラストにGXの文字を乗せる想定でデザインを考えます。

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photoshop上で原寸大のイラストを見ながらアレコレやってこんな感じの印刷データを作成しました。今回はこれを印刷し、右下のGXという文字部分を切り抜いて使用します。

実際に文字を切り抜き、本番で使用するカードイラストの上に置いたイメージがこちら。いい感じですね。

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3.型に合わせて切り抜く

ここから実作業に入っていきます。
まずカードのイラスト部分を切り抜き、型にハマるサイズに調節していきます。この時、1で作った試作品を型紙として利用すると便利です。
ちょうどいいサイズになったら透明テープでラミネートし、2で作った文字を乗せてみます。
左右がちょっとだけはみ出ることがわかりましたが、まぁ全然許容範囲なので切り取ってしまいました。

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その後、文字部分も透明テープでラミネートして切り抜き、イラストの上に糊で軽く貼り付けておきます。どうせレジンで上から固めるので、しっかり接着させる必要はありません。

4.型にはめ込んでレジンで硬化させる

型にはめ込み、レジンを流し込んでUVライトで硬化させます。

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GXの文字部分にレジンが浸透して背面が透けてしまいました。。。
表面はテープで保護していたのですが、裏面から滲んでしまったようです。まぁでも背景が透けていい感じになったのでこれはこれで。

5.トップコートをかけて仕上げる

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トップコートを全面に塗って乾かしたら表面は完成です。
本当はもうちょっと厚めにレジンを盛ってからやすりで磨いたほうがいいんですけど、失敗が怖くてちょっと日和りました。

6.裏面のデザインを考える

裏面についてはこのユキメノコのカードを使う予定でしたが、特にデザインを考えないまま作業に入りました。まぁ裏面だしね。

イラストのサイズの関係上どうしても上下左右に余白が出てしまうので、裏面の木目をどうごまかすかを試行錯誤します。これはその失敗例。

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予備の材料で裏面に塗料を塗ってみましたが、木目を消せるほどの効果はなかった。。。

仕方ないのでレジンに頼ります。
裏面のサイズを測り、1の工程でやった要領で型紙を作ります。その上にレジンを盛って硬化させると、このような土台を作ることができます。
↓これは実験用のサンプル。

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粘性の高いレジン液だとこういうことができるので便利。粘性が低いとレジン液が流れてしまうので平面に盛れないので注意が必要です。

というわけで、ディープブルーの塗料を混ぜたレジンで土台を作り、それを裏面に被せてからイラストを貼り付ける方向でやっていくことにしました。

7.裏面のレジンを作る

途中の写真を撮り忘れました。
6の要領で土台を作り、その上に切り抜いたイラストを置いて、さらにその上から透明レジンを盛って硬化させました。この段階で「木製土台なくてもこの要領で表裏作ればレジンだけでGXマーカー作れたな……」と気づきました。次作る時はそうします。

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大きめにレジンを盛ったので、余分なところはハサミでバリバリ削り取ってしまいました。ちょっと凹凸が目立ったので全体にやすりがけし、トップコートを塗って裏面は完成です。

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土台に乗せてみたらこんな感じ。

8.表裏を貼り合わせる

瞬間接着剤で表裏を貼り合わせ、側面にレジンを盛って硬化させます(ここも写真を忘れた)
その後、側面が平らになるようにヤスリをかけ、トップコートを入れます。

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9.完成!

トップコートが乾いたら完成です。

表面↓

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裏面↓

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実際にプレイマットに置いてみるとこんな感じ。
サイズ感もちょうどよく、表裏で色味も違うのでGX技の使用前後もわかりやすいですね。

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反省点と今後の展望

反省点としては以下の点が挙げられます。

・木枠ありきで作ってしまったのでサイズ合わせなどが面倒だった
・GXの文字が透けてしまった
・表面の表面処理をサボってしまった
・あとになってからレジンだけで土台を作る方法を思いついた
・若干表面処理が甘い

それらを踏まえて、次に作るならこうする……という制作方法ですが、2種類ほど検討しています。

A案
・表裏同じサイズにカードを切り抜き、ラミネートする
・切り抜いたカードと同じサイズの土台をレジンで作る
・土台の両面が平らになるようにやすりがけする
・土台の両面にカードを接着する
・カードの上からレジンを盛って硬化させる(両面)
・表面処理して完成(両面)

B案
・表裏同じサイズにカードを切り抜き、ラミネートする
・カードを表裏で貼り合わせる
・カードの上にレジンを盛り、硬化させる(両面)
・表面処理して完成(両面)

おそらくこの製法の方がカードのサイズが自由になるので簡単そう。
どちらの場合も側面を保護してあげないと真ん中から割れる可能性があるので、側面にもレジンを盛って仕上げたほうがいいのかな。

B案の方が簡単だけど、仕上がりがチープになってしまうのは否めないですね。ある程度厚さがある方がいい気がする。
A案は土台に色を入れたりするとオシャレになりそう。推しポケモンのタイプに応じた色を用意しておくとテンション上がるかもですね。


そんな感じで。
推しポケモンをあしらったGXマーカーでCL横浜がんばっていきましょう。

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