6月の話(そうだ絵を描こう)

こんにちは、自粛してますか？緊急事態宣言発令中は、私も完全テレワーク業務で、なんか心が落ち着かなくてついついヤマハのVOCALOIDキーボードという初音ミクの声も出せるショルキーを買ってしまった。後に、ここ数ヶ月で電子ピアノが馬鹿売れした…というニュースを知ってそうだよね…と笑った。賃貸に住んでるバンドマンは、キーボード大勝利で、逆にギターやボーカルやドラマーは悶々としたんだろうなぁ、知らんけど。Twitterは最近さらに息苦しいというか、疫病とSNSってめっちゃ相性悪い感じがあるので、「知らん分からんどっちでもいい」(あつ森の、うちの島の広告キャッチコピー)…の距離感でやっていきたい。

さて、この動画をみたことがどこかで印象に残っていたのか、コロナの影響でコミケやオンリーイベントの気配が消えてしまって『描く』オタクとしての危機感を覚えはじめたことがきっかけだったのか、はたまたファミ通のスプラトゥーン5周年の記事がとにかく熱かったのにあてられたのか、ふと「6月中は、毎日絵を描いてTwitterに上げよう」と思った。思えばここ2年くらい、ほとんど絵を描いてなかった。

野望めいたことは大きく2つ。ひとつめは、まずはクリップスタジオ(クリスタ)というお絵かきツールがあんまり好きになれないのを、なんとかしてやろうと思った。クリスタというツール、何が好きになれないかというと、とにかくUIが直感的でないというか、きちんと調べないと自力ではツールの使い方をどうやっても発見できない感じなのだ。お絵かきはゲームみたいに攻略していけるとこが好きなのに、マニュアルを読んで教えを請わないといけない感じが「業務かよ」ってなる、というか。とはいえ、「クリスタというツールと仲良く、というか折り合いをつけて楽しくiPadで絵を描けるようになりたいな」とおもった。ちなみに、「仲良く、っていうか折り合いをつけるために」という表現は、マリみてでロサギガンティアが使ってた言い回しだ。

ふたつめは、スプラトゥーンというゲームの絵を描く心理的な敷居が自分の中でとにかく上がっているので、少しでも気楽に描ける状態にもっていきたいとおもった。スプラトゥーンというゲーム、まず世界観がすごい。一万二千年前に滅んだ人間の文化を、その後にたまたま上陸してきた倫理観のよろしくない享楽的なイカ達が「やべー超いいじゃん」って丸パクリして、怠惰に直情的に世界の資源を食い潰しながら、塗り潰したりインターネットをつかったりいろいろする。タコも出てくる。(急に語彙力がなくなるオタク) 変に人間に似た進化をした海産物のキャラクター達とか、武器とか靴とか、架空の汚い変な都会の街並みとか、とにかく「描くの大変そう」という、強キャラ感がすごい。追い打ちでTwitterを眺めてると素敵なイラストが矢継ぎ早に流れてくるので、「自分で描く必要ないよな…」って尻込みしてしまう、それが、ちょっと悔しい意地もあった。

#福沢祐巳 毎日スプラトゥーン絵+α - にらさきのイラスト - pixiv

そして1ヶ月置いたものが、こちらになりまーす！「3日続いたら自分を褒める」がモットーの私にとって、1ヶ月間続いたのはえらいぞ、と思う。手帳の6/30のページには、ドキドキ！プリキュアの「よくできましたシール」を貼った。

やってみて思ったのは、まずiPad+クリスタというお絵かき環境が親しみやすくてやっぱり良いな、ということ。クリスタはいまだに好きになれないけど、使い方が分かれば絵のレベルが上がる感じは嬉しい。わかりやすいYouTubeの解説動画が多いのもありがたい。まったく、忌々しいクリスタめ…！みたいなテンションで、これからもクリスタと向き合っていきたい。折り合いをつけて。

そして、スプラトゥーン2というゲームの世界観が、やっぱ好きやな、ということ。自分の描く絵は、卑下無くうまいとは思ってないんだけど、普通に好きやな、もっとこの人にずっと描いてほしいな、って思う。でも、スプラトゥーンの絵を描いてると、スプラトゥーンのゲームを遊ぶ時間が減るのは、なんというか対戦ゲームジャンルのオタクが抱える、永遠の問題な気がする…。

さて、次の7月は、何を毎日やる月間にしようかな？と、おもったんですけど、1日目からもう遅いし眠いので、めっちゃ寝る月間にしようかな…？と思う。それではみなさん、よい眠りを。