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【09:5五玉裸玉の探索進捗】

【作戦】都合の良い仮想的な6手目の探索

1五玉裸玉の検討ですら超難航したのだから、対称図式とはいえ5五玉裸玉が簡単な詰みになることは絶対にあり得ない。大駒を用いた6手目に生じそうな図を予想し、そこから逆算していく作戦でいけばどうだろうか?と考えた。

まずは持駒を【飛車+小駒系】とし、都合の良い6手目の図(▲5三飛▽5四歩▲5六銀▽同玉▲5四飛成▽5五歩)を設定してみた。最も有力だったのは下図のような飛金金銀4桂という組合せだったが13手目に▲5五龍の余詰があった(もっと遡ると余詰が見つかるかもしれないが6手目▽5五香でそもそも不詰っぽい)。少し探せば、こんな簡素な図でも完全作として成立しそうな図が見つかったわけだから、ひょっとすると存在するかも?という希望が少しだけ湧いてくる。

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【苦悩】持駒に桂を入れるべきか

今まで余詰10以内を叩き出した持駒(下記)は全て金銀桂歩が入っている。とりわけ桂は玉を動かす強制力を持っていて、拠点作りには欠かせない駒だ。便利すぎるがゆえについつい持駒の中に入れたくなる。個人的には完全作になる持駒があるとすれば①大駒+金銀歩系か、②大駒+金銀桂歩系になるだろうと予想しているが、感覚的には②を重点的に攻めていきたいところだ。

これから5五玉裸玉の探索に挑もうという酔狂な方のために、下記に脊尾詰探索にて余詰数が少なかった持駒の組合せ13種をヒントとして伏せて置いておく。

【探索進捗】余詰数10未満の持駒組合せ13種

詰みが超難解のため、脊尾詰で探索すると使用するメモリ量や持駒のちょっとした変化で表示される余詰数が大幅に変化する。例えば、金4銀4桂3香歩3では余詰数1だったのが、1歩減らして金4銀4桂3香歩2にすると余詰数が20以上になったりする。余詰数が少ないからそれより少ない持駒にすれば余詰数が確実に減っていくということにはならないのが難しいところだ。有力な持駒なのかどうかは最終的に人の目に委ねられているので、飽くまで参考程度にご覧頂きたい。

(以下、13種の持駒の羅列となります)

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