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トランセンデンス(吹替版)を見ました。

[ネタバレちょっとだけ]

7月19日、雨が続いた7月、今日は久しぶりの快晴でした。

たまには外に出ましょうか。自転車もあるんです。映画に合うお菓子を買ってきましょう。こんにちは、はるちゃんです。

トランセンデンス(吹替版)

人工知能というのは様々な種類があります。中でも今回は、元が人間であるものが登場します。SF界隈ではこれを 意識のアップロード と言ったりします。

今日のテーマは、作中でも発言されますが、アップロードされた人間は元の人間なのか です。

主演はあのジョニー・デップですよ。今日は吹替版を見ました。

あらすじ

人工知能の科学者ウィル、その妻エヴリン。ある日テロリスト達の攻撃を受け余命数週間と宣告される。ウィルが死ぬ直前、意識をコンピュータへアップロードすることに成功する。人間よりも遥かに速い速度で進化していくウィルに周りの人間は恐怖を感じ始める…

映画『トランセンデンス』予告編 0-14 screenshot

この映画は意識をアップロードした主人公ウィルと、その周りの人物のやり取りを描いた人工知能のSF映画です。

高速に働く頭脳を手に入れたウィルは、人間のときよりも超高速で進化していきます。新たなテクノロジーの発見、医療技術や環境保護への応用。やることなすこと高度過ぎて、周りの人間はもうドン引きです。

対象年齢は13+、暴力的な表現は控えめですが、作中に傷口が高速治療されるシーンがあります。エッチもなし。


元人間

「君に自我があることを証明できるかね」

「それは難しい質問です。タガー博士あなたはできますか?」

人間の意識のアップロードはSF界隈でも一つのテーマとして上げられています。脳細胞をコンピュータでシミュレーションすることで人間の脳を再現できるとはいいますが、一体何を持って人間と言えるのか。何を持って自我があると言えるのか。もし頭脳がコンピュータに置き換わった時、それは同じ人間と言えるのか。その答えの一つがこの映画です。


最近の作品で言えば、シュタインズ・ゲート ゼロでも人間をベースとした人工知能が出てきましたね。

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作品によってテーマとして捉えているところが違うため、進化のスピードなども違う場合がありますが、死んだ人間がコンピュータの中で生きている というテーマは共通のように思えます。シュタインズ・ゲートは私もおすすめするSF作品なので、お時間があれば是非。続編のゼロもいい感じです。


倫理感

映画『トランセンデンス』予告編 1-14 screenshot

作中ではウィルが開発した手法によって、人体を高速で修復する技術と、人体を強化する技術が登場します。

しかしそれは、ウィルの支配下に置かれることを意味し、ウィルがその気になれば人間を自由に操作できるようになるのです。

行き過ぎたテクノロジーの発達に、人間の道を外れた進歩を行い、倫理的に間違った方向へ進むことを危惧します。だってそうでしょう。今まで見てきたSF映画で、人工知能が進化を推し進めてうまく行ったことがありますかね?だいたい「ニンゲン…コロス…」みたいになって来たでしょう?

私もコンピュータを信じていましたが、Windowsに入っているスパイダーソリティアを最初からヒントの通りに進めて詰みました。騙されましたね本当に。


「理解できない者を人は恐れる。」作中ではこのようなセリフが出てきます。

「24時間眠らなくて良くなる薬」「遺伝子操作」「人工の臓器」「生理現象を抑制・増進するナノマシン」「クローン人間」「キメラ」「意識のアップロード」

SF界隈には存在しないテクノロジーが実現している世界もあります。物によっては「気持ち悪い」と思うこともあるでしょう。あなたの倫理観では、一体どこまでがOKで、どこからがNGですかね?


まとめ

ウィルの高度なテクノロジーにみんなドン引きでした。

人間が人間らしい道へ進むための道標が倫理観だとは思いますが、そもそもどこまでが人間なのか?考え直される映画となりました。おすすめです。

個人的には地面の砂鉄のような者を使って、建造物を修復する演出が好きでした。あとキレイなゾンビ演出もです。

そうだ、その映画は最初と最後が繋がっているのでもう一度見直すことをオススメします。今度は字幕版で。

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