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外出自粛と消費

外出自粛で短期的なニーズとショッピングの幅が変わったせいか、消費行動や、もっと言うと物欲がなくなったり変わってきた分野があります。多分似たような感覚を持たれている人も多いと思うので少し深堀りしてみます。

フリーの家計簿を適当ながら数年に渡ってつけているので、その中で支出の多かったものを見てみました。

洋服

決してファッションマニアではないもののファッション好きでもあり、また業界的にも気は遣っておく必要があったためそれなりにお金はかけていました。ハイブランドは(例外もあれど)作りもデザインも良いですし、非常に世俗的かも知れませんがやはり心のどこかで外すことはないだろうという思いもあり、そうなるとまあまあお金もかかる…という使い方だったように思えます。

テレワークになってもテレビ会議では上半身は見えますし、また自分でも気に入ったものを着たいという気持ちに変わりはなくまったく無頓着にはなりませんでした。ただ、どこのブランドかとか細かいところまでは見えなくなるので、赤いロゴの企業を筆頭にスポーツブランドなど高級ではないけどサイズ感が合って快適で実用的な方向に急激にシフトしました。

それに慣れてみると、5万円のTシャツと500円のTシャツ、確かに細かいデザインも違うし着心地や品質も少し違うけど、自分以外それに誰が気づくんだと思い至ってしまいました。昨日テレワークでの顔出しについて書きましたが、どうでもいい顔を晒し続けて慣れたのと同様もしかしたら500円のTシャツを堂々と着ることにも慣れたのかも知れません。

こういう経験を通じて洋服に対する見方や物欲が変わったとすると、この後の自分の洋服の買い方が変わってくる可能性もあります。ファッション業界のみなさまには申し訳ありませんが…。テレワークが終わった暁にはすっかり元に戻る可能性もありますが、どちらに行くとしてもそれも新しい局面なので今からどうなるのか自分でも楽しみです。

外食(ほぼ飲み会)

外食というか飲み会が大好きでした。でもしばらくはお店もやっていなかったし、またさすがに社会人として無謀な行動もできないので3月下旬から今に至るまで外の飲み会には行っていません。飲むと気前よくなってガンガン使っていたのでそれがなくなった分かなり外食の支出は減りました。

早くまた外で友達とおいしいお酒と食事を囲みたいと思いますが、いつになったら本当に気兼ねなく飲めるようになるのか、そもそもそういう日が再び来るのだろうかと少し思ってしまっています。そうすると、今までとは違うフォーマットがまた生まれてくるのかも知れません。

お酒(ほぼワイン)

前項の補完として増えました。飲み会の代替に加えて、土日外出できないのでつい昼から飲んでしまったり…。家にいくらか蓄えがありましたが急激になくなりいつものエノテカさんでまとめ買いしました。

でも、昼から飲みすぎるとせっかくの休みを無駄にしてしまうことに気づき、最近は控えめにすることができるようになってきました。どんな生活も慣れると新しい秩序が生まれるものです。

ちなみにオンライン飲み会も数回やりましたが、やはり同じお酒や食べ物を分かち合えないのはどこか寂しいなと思いました。あと、ワインを一人で飲むのもと思って最近流行りのストロング系に手を出してみたら、ガンガン行けるので急激かつ無駄に酔っ払うというストロングの罠に見事すぎるくらいはまってしまいました。こんなところで流行に乗ってどうする。

旅行

今までは年に一度か二度海外旅行に行っていましたが、しばらく行けないのでその分はどうしようかと考えています。この先行きの見えない世界に備えて何か始めるか、あるいは家での生活を快適にするか、いろいろとオプションはありそうです。

でも、旅行で得られていたはずの何か、もしくは切り替えていたはずの何かはどうやって代替すれば良いのだろう。その答えはまだわかりません。

まとめ

こう見ると当然ながら外に出ない分消費は減る方向に行ったように見えますが、家にいる時間が増えた家人に頼まれて今までより大きいテレビを買ったり在宅勤務のために家具やエアコンまで買ったので、経済的にはイーブンくらいです。消費に関してはもっと色々な面がありますが、また改めて書いてみようと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。これをご縁にどうぞよろしくお願いします。

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