ライアライズ シナリオ「振り向くな、オルフェウス」

テキスト専用ミニTRPGシステム「ライアライズ」用のシナリオです。
※PLさんが読んで大丈夫です(ネタバレになりません)。

画像1

(クリックで拡大)

■シナリオ「振り向くな、オルフェウス」(以下テキスト版)

▼ワールドセット:「夢路より」
▼シナリオタイプ/形式:戦闘/対抗
▼リミット:なし
▼概要:
PC-Aは、失ったPC-Bに会いたいと願った。夢でも良いから会いたい、と。
優しい奇跡か偶然かは起きて、ふたりは夢で「再会」する。
暗く深い、夜の森。
君と共にいたいと願うことは、罪か。

▼ハンドアウト:PC-A
・属性:夢見る人
・必要設定:現実世界でPC-Bを失っている
・目的:PC-Bを二度と失わない
・開始時pt:12pt(眠りと忘却の深さ)
・自分のptが0になると:間もなく目覚め、PC-Bを失う
・その他:
PC-Aは、PC-Bと再会した瞬間に、そこが夢の中だということを忘れる。
「間もなく」の期限はエンディングフェイズ中とする。
▼ハンドアウト:PC-B
・属性:夢の住人
・必要設定:現実世界で死んでいる(あるいはその人と同じ姿、記憶、感情を持った夢の存在である)
・目的:PC-Aを目覚めさせる
・開始時pt:12pt(PC-Aと再び離れる覚悟)
・自分のptが0になると:PC-Aが二度と目覚められなくなる
・その他:
PC-Bは、PC-Aに「夢」という単語を伝えることができない(口にしようとすれば息が詰まり、文字に書こうとすれば手が止まる)。これは夢だと直接伝える以外の手段で、PC-Aを説得する必要がある。

※過去の現実世界で「ふたりがどんな仲だったのか」「PC-AがどのようにしてPC-Bを失ったのか」の2点を、事前に話し合っておくのがおすすめです。

■PC-Aがこの夢を見た理由チャート(1D6、使用自由)

1.本当に何でもない、ふとした夜に
2.PC-Bの思い出の品を手にして眠った時に
3.危機的な状況の一瞬の間に見た白昼夢
4.生死の境を彷徨った時に
5.深い悩みを抱えて眠った日に
6.大切な人と夢で会えるという、技術や魔術に手を出して

※任意の項目を選んでも構いません。

■非常に特殊なアレンジ:

PC-Aが二度と目覚められないと困るキャラなんだけれどこのシナリオを遊びたい、という場合は、PC-Bのハンドアウト文中から「二度と」の文言を外した上で、「BがAを目覚めさせられるまで周回プレイする」というキャンペーンセッションにする手があります。舞台も一回ごとに『夜の森』から他の場所へ移してゆくと変化がつくかと思います。