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【月刊あんスパ通信】つくってみた!世界でいちばん熱いあんかけカルボ

今年の5月、不要不急かは本人が判断すべきだ、という大臣の言いつけにならって350キロほど離れた名古屋市名東区の名店『オーニヨン』に足を運んだわたくし。そこで人生初の「あんかけカルボナーラ」なる絶品スパを食べたことが、当note連載開始のきっかけでした。

以来、Twitter界隈を中心に、じわじわとあんかけスパがこちら大いなる首都大東京でも市民権を…

得てないですね。


まったく得てないです。


まだまだわたしの草の根活動は都民に届いていないみたい。もしかしたらあんスパ通信も月刊だなんてぬるい運営ではなく日刊ペースでやらんといかんのかもしれん。

あるいは河村たかしにあんスパの皿でもねぶってもらわんといかんかもしれん。しかし本当にあの件については河村たかしが全面的にいかん。とろい。とろすぎる。たわけである。わたしは名古屋出身者として恥ずかしいかぎりだ。本籍を変えようと思った。

そんなわたしが今月挑戦したのは!

なんと!

自宅でつくってみたよ!オーニヨン(のような)あんかけカルボナーラ!!!

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こちらは本家『オーニヨン』のあんかけカルボナーラ!神々しいですね!

その日わたしは朝から浜田山のツタヤで立ち読みをしていた。

新刊、文庫、漫画、雑誌と軽く流して、いつものように料理のコーナーへ。そこでナニゲに手にした一冊のレシピ本。

それがこれだった!

タイトルにやられた。

「食べたら疲れが吹き飛ぶよ!」

たぶん疲れていたのだろう。吹き飛ばしてくれ!そんな気持ちでページをめくった。

するとですね。

なんと、この本には禁断のあんかけスパのレシピが載っているではありませんか!

ぼくはその昔、ヨコイ創業者の方のインタビューを読んだことがあるんです。そしてそのインタビュー記事には門外不出のはずのあんかけソースの作り方が書いてありました。

それを一読しておもったね。「無理だ…」と。

自宅であんかけソースを作るのはワニの腕立て伏せほど無理だ。亀の腹筋ほど無理だ。ゾウのハードルほど無理だ。カニのげんこつほど無理だ。

だっていきなりガスのオーブンが必要だって。あとじゃがいも3キロとか。あと一週間ぐらい冷蔵庫で寝かすとか。当時は聞いたこともない食材もいっぱい書いてあって。素人が家庭料理の延長線上でなんとかなるレベルではなかった。

その時からあんかけソースを自前でつくるという可能性はぼくの頭から消えたわけですね。

それが前回のあんスパ通信でもご紹介したように『クラシル』で「簡単につくれる」なんて紹介されているではありませんか。

それだけでもびっくりしていっぺんトライしてみようとおもっていたのに。いま目の前で立ち読みしているこの本にもレシピが書かれている。

これは…きているのか?すごい一体感を感じる。今までにない熱い一体感を。あんかけに追い風・・・なんだろう吹いてきている確実に、着実に、俺たちのほうに。中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
(引用:すごい一体感を感じる)

しかもですね、この本にはあんかけスパだけでなく、わたしが知っている限り最も簡単なカルボナーラのレシピまで載っていました。これは買いです。間違いないです。

そして帰りの道すがら、ふと思いました。

(まてよ、この簡単なカルボを作りそこにレトルトのあんかけソースをかければ世界でいちばん熱いオーニヨンが自宅で再現できるのでは?)

やるべし。

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このレシピ本に沿ってあんかけカルボをつくるために必要な食材はこれだけ!どやさ、めちゃくちゃお手軽じゃないですか?

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カップに全卵と削りたてのパルミジャーノと黒胡椒を入れて混ぜる。

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オリーブオイルでベーコンを炒める。パスタの茹で汁を一杯入れる。茹で上がったパスタとさっきの卵チーズ黒胡椒を混ぜたものを投入し、混ぜ合わせたら完成。

オクサン、ビックリスルグライカンタンデスヨ。

そこに温めておいたヨコイのソースをぐるりと回しかければ!

なんと!

あの!

憧れのオーニヨン(もどき)あんかけカルボナーラの爆誕です!!!

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見よ!オリジナルあんかけカルボナーラの勇姿を

すみません、古い一眼に単焦点をつけて撮ったんですがホワイトバランスやら明るさやらの調整がヘタクソで、なんだか全体的に赤っぽい画像になっております。

が、しかし!おいしそうな感じが伝わってきませんか???

このレシピ本、本当にカンタンな作り方でいろんなバリエーションのパスタを紹介しているので麺好きにはおすすめでごわす。

今月はぜひ、あんかけスパの自作にもチャレンジしてみたいとおもいます。それでは!また来月!!チャオ!!!



・・・っん?

お前がつくったあんかけカルボの味はどうだったかって?

・・・・・

【教訓】素人は「あんかけスパはあんかけスパ」「カルボナーラはカルボナーラ」できちんとわけて食べましょう。安易に混ぜるなキケン。そしてオーニヨンのシェフは偉大なり。

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