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キリヒラ#16 山本聖さん~あの先輩に聞く!キャリアを切り拓いた瞬間~「強気のマインド」できりひらいた!


<インタビュアー紹介>

神野(写真左)、山口(写真右)

神野(かみの):
今年で新卒入社5年目になりました。DI(Degital Integration課)のテクニカルディレクター、神野です。 沖縄と鹿児島の県境にある沖永良部島に3年ほど住んでいました。博展には同じ島にルーツがある人がもう3人くらいいます、ぜひ探してみてください。 
鹿児島出身ですが、普段は鹿児島弁じゃないです。

山口(やまぐち):
今年で新卒入社5年目になりました。エクスペリエンスマーケティング事業ユニット1の営業、山口です。大学では、マーケティング学科に在籍していました。キラキラしたイベントの実績に惹きつけられて博展に入社し、現在、物流倉庫や人事労務ソフトを主とする展示会案件を担当しています。
岐阜県出身ですが、普段は岐阜弁じゃないです。

山口「PM※の人」という印象が強い山本さんなので、この4月から営業職に就き、今どのような心境なのか伺いたいと思いお声がけさせて頂きました!
※PM…プロダクトマネジメントの略。博展では施工管理業務。

神野)よろしくお願いします!

1、入社までの経歴について

神野)では、まず博展に入られるまでの経緯を教えてください!

山本)伊豆生まれで、高校まではサッカーをやっているような田舎で暮らす普通の少年でした。大学では建設を学びたかったんだけど、ちゃんと学部を調べていなかったせいで土木科に入っちゃったんだよね。

山口)山本さんは制作部で入社されたんですよね。大学の時から“木”に触れていたんですか?

山本)いや!“土木”っていうのは、道路を作ったり橋を作ったりする分野だから、扱うのは木じゃなくてコンクリートだったんだよね。じゃあ橋の設計図を描けるかっていうとそうゆう訳でもなく、構造計算はあったけど授業はついていけなかった。地震の周波数を調べるとか全然興味なかったんだよね(笑)

そんな大学時代にインテリアや家具に興味をもったのもあって、就職先を選ぶ時も土木やゼネコンではなく空間デザインに関わる仕事がしたかった。ところが、N社やT社という大手の空間デザイン会社はことごとく落ちてしまって、そんな中で知ったのが博展だったんだよね。当時の博展は全社で100人程度しかいなくて、営業もいたけど制作が主力の時代。面接を重ねていくうちに「この会社、面白そうだな」と思って入社を決めて、今に至ります。

2.入社後のキャリア

山口)博展はもう結構長いですよね?入社後のキャリアについて教えてください!

山本)2005年入社だから今19年目かな。3年位は制作部で木工を扱う大工、その後2年位は制作管理課(現:制作業務推進部)で人や車両を手配して、また次の3年間は大工。2011年の東日本大震災をきっかけに、会社がPMメンバーへの増員を始めたことで、俺を含めた結構な数の制作メンバーがPMに移ってきたんだよ。で、PMで8.9年間過ごして、この4月からから営業時代が始まった感じ。

神野)制作からPMに異動と言われた時は、どう思いました?

山本)正直『行きたくねぇ!!』って思った(笑)。大変そうなイメージがあったからね。異動と言われた時は『とうとう声がかかってしまったな…』と。でも行ってからはPMも面白いと思ったよ。

神野)どんなところに面白さを感じたんですか?

山本)色々な人と関わるところかな。若いころは人となんて関わりたくないと思ってたんだけど、年を取ると人と関わることに面白さを感じるようになったんだよね。キャリアとしてはPMが一番長くなったね。

山口)そこへきて、この4月からは営業!なぜ営業への声がかかったんですか?

山本)なんでなんだろうな?(笑)それなりにキャリアを積んでる人間だから『営業も出来るんじゃない?』と思われたんじゃないかな?PMの時と同じで、やりたくないと思いつつも、せっかくだからやってみようと思って引き受けたよ(笑)

神野)断る選択肢はなかったんですか?

山本)あったのかね?断るより、やってみよう精神の方が強かったんだよね。あと、10年同じ部署にいると飽きるは飽きるので、良いタイミングではあったかな。

山口)営業として働いて3か月、その中で新しい発見はありましたか?

山本)PMとして見ている時と営業メンバーの印象が全然違うなと思う。『この人、こんなに色んな人と関わって動いてたんだ』とか、今まで気づかなかったその人の一面が見れたりして、純粋な驚きがあるよね。全然できないのが企画書。提案のフェーズは新鮮味を感じるし良い刺激を受けるから、早くできるようになりたいなと思う。

神野)PMの経験があるからこそ活きているスキルはありますか?

山本)案件の進行はPMとそこまで変わらないから何となく分かる。あとは、色んな人と接点持って自分が中心になって動いて貰う所は、PMと一緒かな。

山口)苦手とおっしゃる提案でも、クライアントから値段を尋ねられた時なんかは一瞬で返答できますよね?それは強いなぁと思います。

神野)確かに、ラフアップ(提案前のデザイナーからの初案チェック)の段階でPMの観点からも意見が言える営業さんって中々いないと思うので、デザイナーとしても助かると思います。

山本)そうだね、装飾が分かるのは強みかな。あと、分からないことも誰とやるかの選択はPMと一緒で大事だね。

神野)営業になって、これは良かったと思うことはありますか?

山本)自分で見積り価格を設定して、お客さんに提出できることが戦略的で面白いな。会社にも利益を残していきたいと思うし、なかなか利益を残せていなかった案件を見た時なんかは『もっとやりようあるのかな』と考えてみたり

山口)営業の課長という立場はいかがですか?

山本)自分の案件が忙しい時期はメンバーの動きを細かく見られなくなってしまうので、そこはうまくやっていかないといけないと思ってる。その点はPMの課長の時以上に難しいと感じるよ。

3.キャリアを切り拓いたきっかけ、ターニングポイント

神野)ターニングポイントになった瞬間はありますか?

山本)PMに配属された当初は展示会のブースをメインに担当していたんだけど、配属2年後に主催案件を初めて担当したんだよね。今考えると、それがターニングポイントだったと思う。

関わる人や範囲が多方面だし、パートナー企業も沢山いるので、個々の発注がすごく多い。でも、そのお陰で営業やデザイナー、パートナーの皆さんと仲良くなれたんだよね。大きな案件を施工・会期・撤去まで一貫して一緒にやることで“チーム感”が出るから、面白いなぁって感じた

あとは、主催案件って会場側とのやり取りや消防の申請や役所への届け出がすごく多いんだけど、それらのノウハウがある人なんて当時は社内にほんの2、3人しかいなかったんだよね。経験することで、「山本さんなら知ってる」って自分を認知してくれる人が社内に増えて、色んな案件に声がかかるようになった特殊な案件を経験出来ることで、PMの中でも「何でもできる人間」の自負を得ることが出来たかな。

山口)パートナーさんと仕事する上で気を付けていることはありますか?

山本)相手も話しやすいようにすることかな。共に成長できるようにやっていきたいので、上からじゃなくて『一緒にやっていきましょう』みたいな感じでやってる。

神野)どうしたらパートナーさんと『仲いい』レベルに持っていけるんでしょうか?

山本)どうしても無茶苦茶なこともお願いする場面もあるんだけど、苦い顔されながらも乗り越えると仲良くなれるかな(笑)。『もう、やらない!』とならないように十分に気を使ってお願いする。本当にダメな時は怒られるけど(笑)、それを乗り越えると、パートナーさんとの関係性も築けて仕事がやりやすくなる

山口)営業とパートナーに挟まれて辛かったことはありますか?

山本)辛かったことかぁ…そんなに無いかもしれない。自分の性格的に言われたらやり返すタイプなので、挟まれて「もうやだー!」となったことははないかな。

山口)辞めたいなーと思ったこともないですか?

山本)うん、ほぼない。めちゃくちゃ忙しい時は辞めたくなったけど、落ち着く時期もあるから気持ちが持ち直せる。一途な性格だから、他をやりたいと思ったことはないんだよね。

山口)営業は、常に忙しいと思うのですが、そこはどうですか?

山本)コントロールは大事かなって思う。新規パートナー企業の開拓や外部のディレクターさんにサポートしてもらい、もっと効率よく動けるようにする取り組みはしたいと思うよ。

4.今後のやってみたいことや展望について

山本)自分独自のマイメン(仲のいい人)を作って、面白くやっていきたい!あとは、営業として出来ることをしっかり身に着けていきたい。制作もPMも約10年位やっていたから…営業10年やったら50歳だからな…次は何するんだろう(笑)でも、その位のスパンで色々出来る人間になりたいとは思う。あとは、若いパワーにいかについていくかが課題(笑)

山口)今後やりたい案件はありますか?

山本)そんなに仕事にこだわりはないんだよね。性格的にどれやっても楽しめるタイプだから。あえて言うなら、海外案件かな。コロナ禍が終わって海外案件も増えてきたし。インテリアが趣味だから、ミラノサローネとか行ってみたい。英語全然しゃべれないけどね(笑)

山口)確かに!海外案件はやってみたいです!同じく、英語しゃべれないですけど!

ーーインタビューありがとうございました!!

あとがき(インタビュアー感想)

神野)山本さんとは何度か案件で関わらせていただいたことがありましたが、それ以外では中々接点がなかったので、今回どんなお話が聞けるか楽しみにしていました。温和な雰囲気の方だなと思っていましたが、お話を聞いて、内に秘めた強気な一面を知ることができてよかったです。パートナーさんとの付き合い方も勉強になりました。今後は営業としての山本さんから声をかけてもらえるように努力していきたいです。

山口)山本さんは、新人の時のローテーション研修でお世話になったのを覚えております。その時から、優しい雰囲気で、どんな時でも笑顔で助けてくれる印象がありました。その笑顔の裏には、戦略的なパートナーとの真摯な向き合い方や何事もやってみようというチャレンジ精神があることを知りました。

山本さん、貴重なお話ありがとうございました!

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