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イシノツルギの刀鍛冶~白色黒蛇の平和主義~

どうも皆様、おはこんばんにちは。
白色黒蛇です。

最近は専らライターとしてのお仕事が忙しく、その上で昨年の文フリの反省を活かして本格的に執筆なんてし始めてしまったから、いよいよ寝る時間が減ってしまう本末転倒をやらかし

「あぁこれ5年後に同じことできるのかな?」

なんて見当違いも甚だしい未来への心配をしている毎日です。

新刊を出しました。

さて、昨日新刊を出しました。

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題は『イシノツルギの刀鍛冶』

神の国の鍛冶神『マヒトツ』と彼女が創る『イシノツルギ』を巡る物語です。


内容に関しては、以前出した『ドクターアルファのティータイム』のような構成のストーリーで、もう少しそれを”熱く”してみたいなと考えて書きました。

普段はどうにも『冷徹』だとか言われる白色黒蛇が、ちゃんと血の通った生き物なのだと再認識できる”熱”を持った仕上がりになっております。

キャラクターものとしても楽しめるものとなっていると思いますので、是非お手に取っていただければ幸いです。

白色黒蛇と闘争、そして平和

本著は去年、クライアントさんに言われたある一言がきっかけで生まれました。

「白色黒蛇くんって、なんか年がら年中戦争してるみたいだよね」

こういうのを『図星』っていうんでしょうか?
確かにこの白色黒蛇、色んな戦略だとか計画だとかを練って練って仕事をしている都合上、いつも立場は軍師みたいな感じで、日常はある意味戦いそのものな有様ではあります。

ただ、正直私はこの毎日が何故だか居心地がよくてたまりません。
戦いの毎日、闘争の日々が充実していて仕方ないのです。

敵は現実味方は仲間、戦うことで少しでも明日がマシになれば良い。

なんて信じて毎日戦ってます。


ですが、どうにもこんな性分ですと軋轢が全くないなんてことはないもんで、特に波風立てずに穏便に、成るように成れと考える方からすればある意味危険分子に見えることもあるのかもしれません。

でも、私は思うのです。

『人間、戦うのをやめたその時に”人間”ではなくなってしまう』

私が好きなゲームに『バイオショック』というFPSゲームがあります。

米ソの冷戦下、それらの支配から逃れ、独自の研究や発展を成すために海底に築かれた「ラプチャー」と呼ばれる都市に訪れた主人公が、ラプチャーや彼自身を縛るあらゆる『支配』と戦っていく物語です。

ありとあらゆる『当たり前』に対して穏便に、素直に従い続けた主人公は更なる苦境に立つことになるのですが、そこまでの『戦い』とそこから先の『戦い』は全く意味が異なります。

ラプチャーを築いたアンドリュー・ライアンというキャラクターの名言です。

『人間には選択することができるが、奴隷は従うのみだ』

もし、従うのみの人、彼が言うところの『従うのみの奴隷』だけの世界になった時、その時には恐らく誰しも『歯向かう』ことを忘れるでしょう。

選択できる一部の者たちだけの選択に従い、それによってどんな不条理が降りかかってきてもきっと誰も抗いません。

その時にもきっと『平和』という言葉が謳われるんじゃないかな? と白色黒蛇は考えるのです。

平和は守られなければならない。けれどそれに甘えてはならない。
それ故に、『闘争本能』は枯れてはならないと白色黒蛇は思うのです。

白色黒蛇の戦いはまだまだ終わりそうにありません。

けれど、少なくとも、白色黒蛇は『奴隷』になることを拒絶します。
白色黒蛇の戦いとは、そういう戦いなんです。





長くなりましたが今回はこれまで。
お相手は白色黒蛇でした。

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