『「言葉」が暴走する時代の処世術』

『「言葉」が暴走する時代の処世術』

著者:太田光 山極寿一

出版社:集英社 (集英社新書)

発行年:2019年12月22日

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 爆笑問題の太田光さんと、京都大学総長の山極寿一さんが「言葉」や「型」、「つながり」などについて対談しています。あと、「ゴリラ」についても少し知ることができます。また、本書でも言及されていますが、『爆笑問題のニッポンの教養』(NHK)の京都大学編についてもお話されていて、お二人の関係性を思い出すと共に、放送されたのが2008年なので懐かしさを覚えました。

https://news.mynavi.jp/article/20080216-bakumon/

 山極寿一さんが対談中に挙げていた『どもる体』(伊藤亜紗/医学書院/2018年)、そういえば自分も持っていると思い出し、積読から引っ張ってきました。私もまあまあどもるので、〈「治る/治らない」とはまったく別のところから迫る身体的吃音論〉と銘打っているのが気になり購入したのですが、読みきってはいませんでした。近いうちに読もう……。それと、お二人がそれぞれ挙げていた『タイタンの妖女』『キャナリー・ロウ―缶詰横町』が気になりました。(タイタンという事務所の名前の由来が、その本からだということを初めて知りました。)

 このコロナ禍で読んだので、いろんなことを考えました。人と人とのつながりが改めて大切に思えてきたこと、SNSのこと、コミュニケーションについて……。友人たちとは離れたところに住んでいるので、より一層、対面して一緒にご飯を食べたい気持ちが強くなりました。

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