『ささやく真実』
【ネタバラシしておりません】
『ささやく真実』
著者:ヘレン・マクロイ
訳者:駒月雅子
出版社:東京創元社(創元推理文庫)
発行年:2016年8月31日
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裏表紙より。
悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。彼女は知人の研究室から盗み出した強力な自白剤を、自宅のパーティーで飲みものに混ぜてふるまい、宴を暴露大会に変えてしまう。その代償か、夜の終わりに彼女は何者かに殺害された……! 精神科医ウィリング博士が、意外な手がかりをもとに指摘する真犯人は? マクロイ屈指の謎解き純度を誇る、傑作本格ミステリ。
久しぶりに海外ミステリを読みました。本書は、ベイジル・ウィリング博士シリーズ第3作目です。一癖も二癖もある登場人物、何が起こるか未知数な舞台設定、そして最高のフーダニット。最初から最後まで堪能しました。パーティーの飲みものに自白剤を入れるという発想が、ぶっとんでいます。また、困ったちゃんも限度を超えたら……と思うと、ぞっとしました。
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