『アフタートーク』
『アフタートーク』
著者:石井玄
出版社:KADOKAWA
発行年:2021年9月15日
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オードリーやアルコ&ピース、三四郎などのラジオを聴いている身としては、石井玄さんの著書は買わねば! と思い、三省堂書店で初版を買いに走りました。でも読むのがもったいなくて、1か月ほどあたためておきました。
……そんなこんなで機が熟したと思い、本書を棚から取り出しました。〈オールナイトニッポン元チーフディレクターの10年間を綴ったエッセイ〉ということで、最初から最後まで楽しく、ときにはアツくなりながら読むことができました。ラジオの話はもちろん大好物なので、とてもとても読みごたえがありました。また、石井さんの仕事観についても書かれているので、会社勤めをしている私にとって勉強になったところもありました。
リスナーとして、色々と語りたい箇所があるのですが、長々と書いたら逆に私の熱量が半減しそうなので、むりやり2つに絞りました。オードリーの武道館ライブに関するお話と、作家の福田さんとの対談……この2つは個人的に突き抜けてすごくグッときました。
前者は、石井さんの視点からのオードリーの武道館ライブの内情が(たぶん)包み隠さず明かされていて、スタッフや演者の方々の大変さを垣間見ることができたからです。言われてみれば……ミュージックソンと並行していたんだよなあ。普通の人だと身体がもたないような気がします。
後者は、アルピーANN時代からのリスナーにとっては、最高かつエモい対談だと思うからです。アルピーのANN時代の話が興味深かったと共に、福田さんはすごい方だと改めて思いました。いま私が聞いているラジオ(菅田将暉さん、アルコ&ピース、Creepy Nuts、佐久間宣行さん、マヂカルラブリー、三四郎)の構成を全部担当している方です!
と……いうわけで、ラジオ愛にあふれる最高の本でした。石井さんみたいに自分もがんばらないとな、とも思いました。
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