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『リップステイン』

【 ネタバラシはありません 】

『リップステイン』

著者:長沢樹
出版社:双葉社
発行年:2014年6月22日

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(内容紹介)
 映像専門学校に通う行人は、ある朝、渋谷で少女と出会った。行人の出身高校の制服を身にまとい「武者修行中」と語る彼女は、その後傷だらけの姿で再び現れる。同じ頃、渋谷では、世間を騒がした連続強盗事件の模倣犯とみられる者の犯行が起きていた。行人が出会った少女が追っているのは、一体何なのか? 渋谷を舞台に謎が錯綜する本格ミステリー。
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 だいぶトリッキーな(いわゆる)青春ミステリでした。本書は2つの軸で構成されています。「渋谷で出会った不思議な少女と事件」と「大学の作品制作」という軸が交差し始めたとき、この先の展開にわくわくしました。特にラスト! あれは良かったです。あと、主人公のぼっち感に、結構共感してしまいました。

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