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『使用人探偵シズカ ―横濱異人館殺人事件―』

【 ネタバラシはありません 】

『使用人探偵シズカ ―横濱異人館殺人事件―』

著者:月原渉
出版社:新潮社(新潮文庫nex)
発行年:2017年10月1日

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(内容紹介)
 嵐に閉ざされた異人館で、「名残の会」と称する奇妙な宴が始まった。館の主は謎めいた絵を所蔵する氷神公一。招かれたのは画家に縁のある6人の男女――。次々と殺されていく招待客たち。絵の下層には、なぜか死んだ者が描かれていた。縊られた姿もそのままに。絵は死を予言しているのか。絵画見立てデスゲームの真相とは。使用人探偵ツユリシズカの推理が冴える本格ミステリー。
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 本書は、「見立て殺人」に対して面白いアプローチをしています。そこが、すごく面白かったです。とある行為を阻止する探偵と、それに対して立ち回る犯人とのバチバチな対決に、手汗握る思いでした。
 また、探偵役の使用人がつかみどころのない人物なのですが、シリーズを追えば徐々に明らかになってくるのでしょうか……? 気になってしまったので、次の作品も読んでみようと思います。

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