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『暗黒女子』

【 ネタバラシはありません 】

『暗黒女子』

著者:秋吉理香子
出版社:双葉社(双葉文庫)
発行年:2016年6月19日

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(内容紹介)
 名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。果たしていつみの死の真相とは? 全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作。
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 本書は、2013年6月に双葉社で刊行された単行本が文庫化されたものです。帯の裏には、〈単行本発売直後から話題沸騰の女子高イヤミス!〉と書かれています。
 定例会として一人ずつ自作の短編を発表しつつ、闇鍋を暗闇のなかでつつく……という設定がまず面白くて一気に惹きこまれました。徐々に盛り上がっていく不穏な空気、そして驚くべき終着点。お見事でした。ただし、健康状態が良いときに読んだ方が良いかもです。

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