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『都会のトム&ソーヤ⑥《ぼくの家へおいで》』

『都会のトム&ソーヤ⑥《ぼくの家へおいで》』

著者:はやみねかおる
出版社:講談社
発行年:2008年9月30日

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(内容紹介)
創也が内人をお家へご招待!?
紅茶でも楽しんで二人で優雅にティータイム……とはいかずに?
他におまけのお話2本と
にしけいこ先生かきおろしの4コママンガも入ったもりだくさんの第6巻。
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 マチトムシリーズ第6作目。
 内人が創也の家に遊びに行くのですが、やはり一筋縄ではいかなくて……というメインのお話「Come On-a My House!」に加え、卓也さん回の「おまけの1 THE OLD MASTER ~師弟出馬~」と、内人たちのチケット争奪戦を描く「おまけの2 勝利の女神がほほえむとき」が収録されています。そして、にしけいこさんによる4コママンガもあります。
 メインのお話ですが、はやみねかおるファンならすぐピンとくる「倉木研究所」の名が出てきます。夢水清志郎シリーズ、怪盗クイーンシリーズを読んでいれば、まあアレはこういうキャラ付けになるよなあ……という感じです。そして相変わらず内人はサバイバル力がすごいです。その一方、本作で内人の脳内3分クッキングの雲行きが怪しくなってきてるなあと再確認しました。こういう変化をつけて読者を飽きさせない工夫をしています。敬礼です。あと、エンディングで新たな動きが出てきたので、次も早く読みたい! と思わせてくれました。

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