『孤独病 寂しい日本人の正体』

『孤独病 寂しい日本人の正体』

著者:片田珠美

出版社:集英社(集英社新書)

発行年:2015年10月21日

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 孤独の構造を「自己愛」「自己承認欲求」「万能感」というキーワードからみていく章が、なかなか興味深かったです。また、本書でいう「孤独病」を回避するために、「マイルドヤンキー」「おひとりさま」「隠居」「オバチャン」というモデルを挙げていました。自分に合うようなスタイルを探すことが大切なのかもと考えました。

 孤独からくる寂しさや不安を埋めてくれる人間関係をつくるべく工夫する。ときには人間関係から離れ、孤独の快感に身をあずける。孤独と向き合ってそこから何かをつかむ―—孤独とどう折り合いをつけ、どう付き合っていくかは、結局そのときどきの状況によって考え、選んでいくしかないのである。(p.181)

 この文章のようなことが実践できているような気がする。気がします。

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