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夢探し!

先日高校三年生の子と会話していた。まだこの時期ってなかなか自分の進みたい道が見つけにくい。はっきり決まって進む子もいれば、わからないまま大学に進学する子も大勢だ。私もはっきりしないまま、割と不純な理由で大学を選んだその一人だった。

先日探し物をしていたら、18歳の時に浪人している好きな人に手紙を出してその返信が来た手紙を引き出しの奥から見つけた。彼は私の決断のために速達で手紙をくれていた。そのことに今でもありがたく感じた。そして文面はものすごく私の置かれた環境や悩みに向き合ってくれた内容だった。そして最後に決めるのは私自身だということを。真剣に考えて向き合ってくれたことをしみじみ感じたのだ。

高校3年の子と話したこと、こんな過去の手紙を見つけたこと。。なんか時期が同じで色んな想いが巡った。

20歳の時大学生で初めて一人でお金を貯めて、一人で日本を脱出してバックパッカーのようにニュージーランドとオーストラリアを3ヶ月旅をした。

その時オーストラリアで出会った、18歳の日本人女の子と。彼女はオーストラリアで中型バイクに乗り、一人でオーストラリアを旅していた。私が彼女と出会ったのはエアーズロックのキャンプ場所だった。その頃はまだ、エアーズロックに登れたのだ。人生で初めての山登りだったかもしれない。

名前も忘れたが、彼女はどうやってお金貯めてきたの?と聞いたら、親が大学資金に貯めてくれたお金で、やりたいことが見つからない。。。と話し合って、その資金で好きに世界を自分で回って来い。と大学に行く資金をこんな形で使うことを選んだと。だから、オーストラリアを中古のバイクで一人でバイトをしながら、回ってると。。。

なんて、素敵な親だろう。。。って思った

自分が親の立場で、こんな寛大なことできるかな?って

でも、私は20歳の一人旅で出会った人たちから学んだ。我が子ができたら、せめて18歳の時点で自分の向かいたい道を見つけていれる子に育てていたいと。まあそれが子供たちも18歳をとうに過ぎ、それがうまくいったのか?よくわからないが、一つ言えるのは自分で自分の道を決めて歩いてくれてることだ。おかげで、親の言うことは聞かないが。。。笑

自分や親しい人を振り返ってみると、みんな結局は青春時代に、ああなりたい。。。こうしたい。。。。と夢のようなことを思っていたことを、歳を重ねるうちに何かの違う形でもやり始めているってことだった。青春時代のこの時代に夢のようなことを語っていても、大人はそれは無理だよとは。。。言ってはいけない。誰でもどんな可能性があるのかは?わからないからだ。

まだ子供が小さな人は、この夢探しのために親は頭をフル活用すればいい。こうして親も育っていくのだと。

よく事件が起きると親の責任だという人もいるが、親も初めての経験なのだ。親業って初めてなわけだ。いいと思ってしてることも、うまくいかないことも沢山ある。こんな私だって、親を責めてる時期もあった。今だからこんなことが書けるのだ。

思春期の頃の憧れや夢を、遠回りでも暖かく見守って行ってやれるようになりたい。自分で見つけることが大事だと思ってる。

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