はくなたなな

自分と向き合う1年間

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最近の記事

電車よ、連れてって

もうすぐ彼に会える。 電車が進むのがこんなに嬉しいなんて。 彼のもとに連れて行ってくれる電車が好きだ。 きっと帰るときには彼のもとから引き離す電車が嫌いになるけれど。

    • 寂しいっていってるでしょ?

      恋人に、遠距離が寂しくて寂しくて 仕方ないことを電話で伝えた。 2時間ほど親身に相談にのってくれた。 「一人だからこそ時間を使って何かにチャレンジしてみたら?」 「趣味に没頭するのもいいよね」 「寂しくて仕方なかったらペットを飼うのもいいと思うよ」などなど。 私が寂しさから抜け出せるように、 様々に案を出して伝えてくれた。 とても優しい彼だ。 彼はいつも私が困った時にはスマートに道筋を示してくれる。 仕事でつまづいた時、何度も助けられた。 かっこいい。 頭が良くて、

      • 一人が好きだったはずなのに

        一人が好きだったはずなのに、 二人の楽しさを知ってしまったから、 もう一人で居るだけで涙が出てしまう。 普段遠距離な彼と2週間、 再び同棲生活をした。 そして、今日、彼が帰った。 彼が帰ってしまった後の部屋は、 音も柔らかさも失った"ただの部屋"になった。 部屋のどこを見ても彼の残像が浮かんできて、少し頭が痛くなる。 昨日まで、冷蔵庫を開ければ、 「何を作ろうか」 とあれだけワクワクしていたのに、 今は余ったアボカドとかの 割とお洒落な食材を見ると、 溜息がでてしまう

        • 文字でも音でもなく

          近頃はコロナの影響で人と会えない時間が増えた。本当にやりきれない。 ただ、今は令和。 LINEやらzoomやらで即時にやりとりができる。なんだったら"遠隔飲み会"もできる。昭和平成時代とは訳が違う。 "通信"があるからこそ文字や音でコミュニケーションがとれる。もっというと動画で、相手がどこで何をしているのかもわかる。 「"距離"という概念をなくしたい」と言い、私は通信会社に入社した。コロナが流行っている今、"通信"に携われていることに誇りを感じる。 でも同時に、"通信

        電車よ、連れてって

          映画「ピースオブケイク」

          『ああ、人を好きになるって…最悪。』 これがこの映画のテーマだ。 最悪だけど‥‥嬉しいし楽しいし癖になる。 最悪だけど‥‥許してしまうし求めてしまうし妬かせてしまう。 最悪だけど‥‥に続く言葉はきっと人それぞれにあるから、この映画には、人それぞれに自分の過去を照らし合わせる機会をくれる。 映画を見ながら、過去の恋愛を懐かしんだり反省したり、そして最終的には溜息混じりの微笑みを添えて過去の恋愛を正当化してあげられた。 すごく好きな映画になった。 何より多部未華子演じ

          映画「ピースオブケイク」

          私の陽だまりさん

          あのぬくぬくした暖かく優しい腕の中が恋しい。 包まれると、オレンジの小さくてキラキラした成分が身体中にぶぁっと広がる、あの感覚。 貴方の中でしか感じられない、あの感覚。 まるで光合成。 私の陽だまりさんに、早く会いたい。

          私の陽だまりさん

          「自分の人生に飽きた」と言ったから?

          広島に異動になった。 3.17に内示を受け、今まで全く関係なかった広島が私の人生に割り込んできた。 なぜ私が広島で生きなきゃいけないのか、誰得なのか、訳分からない意味わからないあり得ない何なの?と思った。 私の会社は大手日本企業だけあって、社員の半分程度は地方で働く運命。 だから、"もし地方だったら"という脳内シミュレーションは頻繁に行い、いつ地方行きを告げられてもいいように練習は重ねていた。 でも、どんなに想像力を働かせて脳内シミュレーションをしたって、「…とはいえ東京

          「自分の人生に飽きた」と言ったから?