#2 乃木坂46のイベントにおけるスティックライトの役割


 乃木坂46のLIVEに参加する時の必須アイテムの一つに、スティックライト(通称ペンライト、サイリウム)がある。
 乃木坂46から公式に販売されているものは、11色に切り替えることが可能で、LIVE中は、自分の好みの色を光らせる。
 基本的にLIVE中は何色に光らせていても問題はないのだが、一部光らせる
色が指定されている楽曲があるので、そこを抑えておくとより楽しむことができる。

 色が決まっている楽曲には2パターンある。

 1つ目は、メンバーによる要望がある場合。
 有名な例は、『日常』という楽曲。これはセンターを務める北野日奈子の要望で「青色」をつけることになっている。楽曲の演出に引っ張られて赤をつける人が多いが、それは間違いなので、たとえ周りの人が赤をつけていても、「青色」をつけましょう。
 他にも披露する可能性が高い曲では、『乃木坂の詩』がある。これは「紫色」。この曲に関しては、他の色をつけている人はほぼいないので、初参戦の方も間違えることはないと思う。

 2つ目は、ソロ曲などで、メンバーのサイリウムカラーをつける場合。(これは乃木坂46公式のスティックライトを2本以上持っている前提)
 乃木坂46のメンバー全員に、それぞれのサイリウムカラーというものがある。11色の中から2色をメンバーが選んだものである。
 ソロ曲では、基本的にそのメンバーのサイリウムカラーをつける。また、卒業コンサートなどの主役が決まっているイベントでは、どのような楽曲でも、そのメンバーのサイリウムカラーをつけるのが一般的である。

 とは言いつつも、40人近くいるメンバーのサイリウムカラーを全部覚えている人は数少ないので、LIVE参加経験の少ない人も全く心配する必要はない。
 1つアドバイスをするとすれば、自分の推しメンの色含め3人くらい覚えておけばそれなりに対応できると思う。また、メンバーの卒業が絡んでいるイベントの場合は、そのメンバーの色を覚えておけば安心して参加できると思う。


 ここからは、少し苦言。

 最近のLIVE(特にコロナ禍以降)に参加して思うのが、必要以上に色を統一しすぎている。
 先ほども言ったように、乃木坂46のメンバーにはそれぞれサイリウムカラーがある。これを全く生かしきれていない。

 殆どの楽曲は、基本的に何色でもよい。センターの色にする必要もない。自分の推しメンカラーをつければ良いのだ。

 周りに合わせる必要なんてない。ライブの主役は「推しメン」である。つまり、人それぞれ。自分の好きな色をアピールすれば良いのだ。

 乃木坂46のLIVEの伝統として、基本的には「推しメンカラー」をつけるのが一般的にだった。それが最近は、演出のライトの色に殆どの人が合わせ、楽曲ごとに色をコロコロ変える。もはや色を変えることに集中力を削がれているように感じる。

 そんなことはしなくても良い。いくつかの色指定がある曲以外は、ずっと推しメンカラーでも全く問題ない。寧ろそれが乃木坂46のLIVEの在り方だったし、そういった統一感が無いからこそ、どんな人でも参加しやすいLIVEだった。

 私は、数あるアイドルの中で、乃木坂46のLIVEは特に予備知識が必要のLIVEだと感じている。この特色を今後も継続していくために、今いるファンの意識改革が必要なのではないかと感じている。



 今年の全国ツアーで初めてライブに参加する人、もしくは、最近LIVEに参加し始めた人へ。
 乃木坂46のLIVEは超楽しいです。それは行けばわかります。
 無駄なことは考えず、全力で推しを追えば、最高の時間になると思います。
 是非、乃木坂46の沼にハマってください。

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