見出し画像

医師国家試験までの6年間

――はじめに――

こんにちは。

この記事では、端的に「医師国家試験」までの道のりを綴ります。

今でこそ医師国家試験を終え、平穏に過ごしている私ですが。

医師国家試験が終わるまでは相当ストレスでした。

この記事を書いている令和4年2月17日は116回医師国家試験の合格発表待ちなのですが、

絶対合格しているので何も心配していません。

追記:2022/03/16 無事合格しました

COVID-19の影響で外出は自粛していますが、その分こうやってnoteを執筆したり読書に没頭したりと楽しく毎日を過ごしています。

そんな私の6年間を、「医師国家試験」に絞って振り返ります。

医学部生活で伝えたいことは、コチラをご覧ください★

基礎医学の勉強法はコチラになります★

――1年生(M1)――

医師国家試験のことは何も意識していませんでした。

6年生になったときに国試勉強のため与えられる「自習室」でどんな人と勉強するんだろうなー、とか考えていました。結果として、その当時は思いもよらない親友ができたんですけどね。

※別に仲違いしたわけじゃないよ!

あと、

  「医師国家試験に予備校は要らない」

  「大学の講義を真面目に聞いて教科書で勉強すれば大丈夫」

と思っていました。当時の友達も「だよねー。6年生まで部活してるような人が予備校とるんでしょー。」と言ってました。

これがM3まで続くことになります。

このときの私を叩いてやりたい。

――

長い6年なので、交友関係の変化はあります。

まあ、楽しく気長に過ごしましょう。

――2年生(M2)――

まだまだ医師国家試験のことは考えていません。

2年生は系統解剖がヤマでした。今になって、「あのときもっともっと真面目に勉強しておけばよかったなあ…」と思います。

■解剖班のみんなとは笑顔で楽しく仲良くしましょう。

空気を読んで、班全体がどの程度まで深く勉強したいのかを察しましょう。

あなたが深く深~く勉強したくても、他のみんなは定時で帰りたいかも!?

――3年生(M3)――

臨床講義が始まりました。

私がmedu4を始めたのは、

  ■忘れもしない2018年10月18日

です。

いや、ネットバンクの通帳見ただけですけどね( ;^^)ヘ..

大学の講義では

●内分泌代謝
●呼吸器
●循環器
●消化器(消化管と肝胆膵)
●眼科
●耳鼻科
●泌尿器
●皮膚科

がすでに終了していました。
※科目はmedu4順に並び替えてますです。特定怖いのよ…。

周りが部活に恋愛に盛り上がっている中、陰なわたしは一人で寂しく研究にいそしんでいたのです。

そんな中、「もうすぐ4年だしCBTの勉強しようかなー」と思ったわけです。

そして、インターネットで情報収集しました。3日ぐらいだったかな。

――気づいたのです。

■あ、これ予備校とったほうがいいやつだ

と。当時は確かQ-assistは講義部分だけが無料公開されていて、そのときに大学の講義に合った範囲をQ-assistで勉強したんですね。

なのでQ-assistにも惹かれたんですけど、色々考えた結果medu4に入信することにしました。そこらへんは追々書きますね。

なので、ここから臨床講義が終わるまでの間は

  なんとなくテスト前だけmedu4を見る

そんな感じだった気がします。

わたしはStudyplusっていうサイトに勉強記録を付けてるんですけど、この期間の勉強記録が残っていないんですよね…。

今になって思いますけど、予備校絶対必要です。ないと勝てませんもん。

早めに予備校講座を始めましょう。
なんか回し者みたいですけどホント大事です。

このへんは、こっちの記事のほうで書いてるので読んでみてください★

――4年生(M4)――

ビッグイベントのCBTとOSCEが近づいてきます。

マッチングで参考にする病院もあるそうで、大変ですね。

私は出身大学と決めていたので「受かればいいや~」でした。

なんですけど、バイトと研究で勉強時間が少なすぎたので早めに勉強しないとOUTだという状況だったんです。なので、3月からmedu4を本格的に始めました。

3月からCBTまでの間は、結構まじめに勉強してたみたいです。(他人事)

  ■CBTの直前には、内科外科のまとめノートとかもつくりました。

直前は、このノートだけを10周ぐらいしましたね。

見返して気になったら付け加えたり、マーカー引いたり。

参考1

※画像に掲載されている情報について当方は責任を負いません。

一応QBオンラインも買ったんですけど、全く手を付けませんでした。無念。

やらなかった理由は、

学内での順位とか出るのがダルかった

からです。

マイペースで勉強したかったので、追いかけてこられるのは迷惑でした…。

※QBはCBTでも国試でも、正答率と演習量の学内での散布図が出ます。
チョーお節介機能。医学生のプライドの高さを逆手に取ってるのね。

気にしなければいいんですけど、気になる人は気になるよね…。

模試については、そもそも何も受けませんでした。バイト忙しかったし。

medu4しか受講してないので何とも言えないんですけど、少なくともmedu4ではΔマークの講義をちゃんと受けて臨床像が解ければCBTは余裕で合格ですよー

「受かればいいや~」とか言ってた人なのに、まあまあ悪くない順位をとってしまったもので、他人の順位が気になって仕方がない人たちの関心の視線が嫌でした…。

Studyplusの記録を見た感じ、費やしたのは300時間ってところです。

――5年生(M5)――

COVID-19の影響でほとんど実習できませんでしたねー。

■5年生は正直あんまり勉強してませんでした。

ただ、実習があるときは真面目にやったつもりだしレポートも結構頑張りました。

病院実習(ポリクリ)が不安な人は、この記事が頼りになると思います。

  medu4とはしばしのお別れ。

たまーにお世話になりました。

あ、

■CBTの知識は8割以上抜け落ちます。

怖いですねー

5年生のときに欠かさず勉強したら、6年生は相当楽できたと思ってます。

もしコレを見ている5年生がいたら、今がチャンスですよ!!

――6年生(M6)――

6年生は、OSCEと卒試と国試という地獄のような毎日でした。

こう聞くと6年生鬼のように忙しいのでは?って思いますよね?

  勉強時間こそ多いと思いけど、他の学年の方がよっぽどキツかったです。

参考までに医学の勉強時間を載せときますねー。

2021年
3月:77時間
4月:75時間
5月:21時間
6月:89時間
7月:69時間
8月:84時間
9月:78時間
10月:69時間
11月:20時間
12月:136時間
2022年
1月:274時間

合計すると、992時間なのでまあ1000時間ですね。

■1000時間勉強すれば、ボーダー気にせず国試に受かります。

コレって多いんですかね?よくわかりません。

生の勉強記録です。一度のぞいてみてね♪

「たかが国試と卒試に1000時間も勉強したの?」という方もいるでしょう。

まあ、それはいいんです。

私は、

合格と不合格の瀬戸際で震えるくらいなら、やりすぎなくらい勉強して合格を確信して悠々と過ごしたい

そう思って6年間過ごしたんですから。

穂澄先生仰るところの「チキりすぎ」とはわたしみたいな人ですよ!!!

そういう人にオススメなのが、こちら!
長いので、ゆっくり読んでみてくださいね♪

――おわりに――

医師国家試験までの6年間が、おぼろげに見えたでしょうか?

大変なこともありますけど、みんな通る道です。

わたしも、相当緊張しました。人生で一番といってもいいかも。

けど、今だから言える。

■医学部に入れたんだから、君は大丈夫だよ!!


2022/02/17:初版
2022/02/20:「本当に心配なひとの医師国家試験との向き合い方」追加
2022/03/25:一部追記
2023/03/15:リンク切れを修正


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?