医師国家試験の予備校との向き合い方
――はじめに――
この記事は、こちらの一部です。
■どの予備校がいいの?
決める上での必要条件は1つだけですねー。
「CBTの勉強が国家試験の一部になっている」
本当に大事なことです。
国家試験対策講座を低学年のうちから受講できる予備校にしぼりましょう。
そういう予備校では、国家試験範囲のうちCBT出題範囲に絞って勉強できるようになっています。
これはmedu4の腎のテキストサンプルですが、目次に[Δ]マークがついていますよね?これが、CBT出題範囲を超えている事項です。
つまり、腎の場合…
CBTの時点でΔマーク以外を勉強しておけば、国家試験出題範囲の90%ぐらいが網羅できる!!!
ということなんです!
これが、CBTの段階から国家試験対策講座を受講するメリットです。
medu4に限ったことではなく、Q-assistとかも同じような形態です。
予備校の必要条件は、それだけです!!!
■いろんな予備校をとるべき?
これについては、色んな考え方があるでしょう。ただ、
わたしの考えとしてはNoです。
自分が選んだ予備校と一蓮托生頑張りましょう。
理由は単純で、
一つの体系的な考え方を構築するべきだからです。
Xという疾患に対して、A予備校とB予備校で言っていることが違う
っていうこと結構あるんです。でもそれって、当然なんです。
枝葉だけを取り出しても、本質は掴めません。
A予備校を取っている友達が、自分とは全然違うこと言ってる…
気になりますか?無視しましょう。
※後で説明します。
ひとつの予備校にしぼって、その予備校から学ぶべき事を徹底的に学びましょう。そうすれば、どんな予備校でもフツーに合格出来ます。
■どの講座をとったらいいの?直前講座って必要?
ハッキリ言います。
――心配性なひとたちには直前講座は有害です。
強く言いすぎましたけど。わたしみたいに心配性なひとって、落ちるのが嫌だから早くからテキストを何周もしてるんですよね。
直前講座って、心配性なひとのためにはないんです。
●6年の秋から勉強をはじめてサクッと合格したい
●ギリギリでもいいから合格出来れば国家試験なんてどうでもいい
●予想問題に縋って少しでも点数を稼ぎたい
こういう人たち向けなんです。だから、大事な筋道とかをゴッソリそぎ落としてることがあります。あと、奇抜な予想問題を出題してくることもあります。その場合、直前講座を何周もするよりも今まで自分が向き合ってきたテキストを何周もする方が絶対に絶対に絶対に!!!効果的です。
心配性な人が直前講座を受講すると、どうなるか?
受講しなかったわたしの意見なので説得力には欠けますけど、たぶんこうなります。
●予想問題を見て:こんなの知らないし!!どうしよう・・・。
●直前講座を見て:いままで●●だと思ってたのに、なんか違う!?
予想問題なんですけど、別に知らなくても受かります。
直前講座なんですけど、「なんか違う!?」の原因は丁寧な解説よりも要領良い解説にシフトしてるからです。何周も回ってきたテキストでは解説されていたことをゴッソリそぎ落とすからそうなるんです。
というわけで、まとめます。
■予備校談義のまとめ
1.国家試験対策講義とCBT対策講義が一体なら、どの予備校でもいい
2.直前講座とか予想問題とかに惑わされないこと。
2022/02/20:初版
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