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プラス思考でありたい
私はいつも、プラス思考でありたいと考えています。
良くある例え話ですが、コップに半分水があるのを見て
「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分ある」と思うかで、人の思考は変わってきます。
これは既に失われてしまったものに注目するのか、
それとも、今あるものに注目するのかの違いと言えます。
足りないことばかりを嘆いても、前向きな行動は生まれないでしょう。
人が足りない、時間が足りない、設備が足りない。
仕事を進めていくと、現実的に足りないものはいくらでもあります。
しかし「何かが足りないからできない」と言っていたら、新しいチャレンジなど永遠に生まれません。
箔一は、創業者である私の母が、自宅の一角で工芸品を作り始めたところから始まりました。そのころは、それこそあらゆるものが足りませんでした。
そこにあったのは金沢箔という素晴らしい素材と、その素材を1枚でも多く売りたいという情熱だけです。ただ、その可能性を信じ抜いたからこそ、箔一はここまで多角的に事業を展開することができました。
創業時と比較するのも良くないかもしれませんが、現在の箔一にはそれぞれの専門事業ごとの生産設備、資金、人材が完全に揃っています。プラス思考で挑戦するということは、今あるものの可能性に注目して、果敢にチャレンジし、自分たちの可能性を最大限に生かし切るということでもあるでしょう。
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