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「私の運勢を左右する六親」

私の人生は私の宿命と取り巻く環境と
最後は私の選択(意志)によって決まると
考えていいでしょう

環境というのは
主に人間関係のことになります
特に家族との関係が
大きな影響を与えます

算命学には「六親法」というものがあって
親・兄弟・配偶者・子供を始めとして
親族との関わりについて
見ることができます

今回は自分の宿命(命式)から
六親の影響について考えてみましょう

自分の六親を命式中に探す

自分の人生の様子を知るためのヒントを
命式に求めるわけですが
命式として刻まれている干支は
いろいろな視点から解釈することができます

自分が生まれながらに与えられた干支でありながら
その干支が私自体を表しているのみならず
私を取り囲む親族(六親)をも表しています

その場合は日干を自分とおいて
自分と干合する干(五行)を配偶者とし
自分を生み出す干(五行)を母とします
母を表す干と干合する干を父とします

私が女性であれば
私が生み出す干が子供になりますし
私が男性であれば配偶者が生み出す干が
子供になります
私と同じ五行の干は兄弟姉妹ということになります

以上述べた方法で該当する干が命式中になければ
場所で六親を決めるようになります

自分自身に与えられているの宿命でありながら
その中に六親が含まれているというのは
不思議でもあります
私という存在がそもそも
六親とは切っても切れない関係性を内包して
生まれてきているという意味だと思います

干として六親に当たる人物がいなければ
場所からでも六親に当たる人物を探し出す
という算命学の考え方は
私という人間をどう見つめるかということを
よく表しています

あなたの人生は六親との関わりの中で
作り出されていくのですよ
と算命学は言っているのです

六親と私

生年中殺の宿命ですと
親との縁が薄いということで
親を頼らずに生きていく宿命だと
なるわけですが
両親がいなければ私は生まれてこれませんし
両親に養育されなければ
無事に育つこともできません
ですから
親と縁が薄かったとしても
親と縁が無いのではありません

宿命の中には
配偶者縁が薄いと言われるものもあります
俗に言えば
結婚運が悪い宿命というものもあるわけですが
結婚しない方が幸せですよ
と言っているわけではありません

当然結婚は自分の自由意志ですから
独身で人生を満喫できて
満足という方もおられるでしょう

しかし
結婚したいと思っていても
結婚運が悪いと言われて
躊躇している人もおられるかもしれません
算命学では
その場合には
どんな結婚をしたら良いのかも
教えてくれています

結婚運が悪いというのは
結婚しない方が良いという意味ではないのです

六親は私にとっては欠くことができない
存在なのです

例えば父親が守護神①

辛 ◯ 
◯ 巳 ◯

このような宿命があるとしましょう
巳月生まれですから夏ですね
五行で言えば火性が強い季節です
なので
辛金(宝石)である私は
火性にあぶられて溶けそうです

幸い年干に壬水という水性があるので
火性をなんとか抑えてくれて
なおかつ
宝石である私を磨いてくれますので
この年干の壬水は
私にとってなくてはならない存在なので
守護神になります

六親法で見ればこの壬水は
父親になる可能性があります
年干自体が父親の場所であり
そこに父親の干が出れば
私にとって父親らしい父親がいてくれてこそ
私の運勢も伸びて行くということになり
父親はとてもありがたい存在になるのです

これは宿命上の話で
実際に父親がしっかりと水性の働きをしてくれれば
私の宿命は伸びることができますが
万が一
父親が亡くなっていたりすれば
その守護神としての役目を果たせませんから
私の宿命も伸びにくくなるわけです

例えば父親が守護神②

この例題の宿命が
辛 ◯ 壬
◯ 巳 午
だった場合を考えてみましょう
相当に火性が強い宿命ですね
さすがの守護神壬水も蒸発しそうです

この宿命の子供を持った父親は
この年干壬の場所に座らされることに
なります
相当に辛い立場に置かれて
守護神の役割を果たさなければなりません

ものこの父親が身強だったりして
強い宿命であったりすれば
なんとか役割を果たす事ができるかもしれませんが
もしも
身弱であったりすれば
子どもの役には立ちにくいかもしれませんし
父親自身も子供のことで疲弊するかもしれません

自分の宿命を家族の中で考える

このように見てくると
自分の人生は六親によって
左右される側面があることがわかります

また逆に
自分が家族の誰かの宿命の中で
親だったり子供だったり配偶者であったりして
その宿命の状況の中に座らされ
役割を求められることにもなります

その観点からすれば
自分の宿命だけではなく
親族の宿命をみることで
自分の人生が見えてくることもあると言えます

端的な話
配偶者の人体図の西に車騎星があれば
私は宿命的にそこに座らされるということになります
つまり配偶者からは良く働く人(車騎星)
であってほしいと願われるというわけです
もしも私が鳳閣星の質が強ければ
風流人で自由に生きたいタイプということで
窮屈に感じるかもしれません

自分の宿命をチェックしているだけでは
見えない点が
親族の宿命から見えてきます
思いがけない気付きもあるかもしれません
自分を取り囲む人々の宿命から見える自分は
思いもかけない自分の姿かもしれませんね

***

長い話になってしまいましたが
最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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