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「後天運について少し書いてみました」

算命学は誕生日から
陰占と陽占を導き出します
生まれた瞬間に
宿命(陰占)や人体図(陽占)が
決定するわけです

そして
もう一つ忘れてはいけないのが後天運です
生まれる事によって
その後どのような宿命的道を歩むのかは
決定しています

これは宿命として決っているという意味で
人生の内容が決まっているという意味では
ありません

大運と年運

後天運は
大運・年運・月運・日運がありますが
特に重要なのは大運と年運ですから
今回は大運と年運を考えて見ます

※算命学は時間を使いません
 四柱推命で言う時柱は扱いません
 その理由は別の機会に
 述べてみたいと思います

先ず年運ですが
これは万民に共通に回って来ます
今年2022年は誰にとっても
年運は壬寅になります

気を付けなければいけないのは
立春を以て一年の始まりとする点です
毎年ほぼ立春は2月4日です
(昨年は2月3日でした)
鑑定する場合には
この立春を境目にして年運を見ます

算命学の先生によっては
立春以外に年の始まりを決められる方も
おられますが
ここでは立春説を取る事にします

年運は1年間ですから
60種類の干支が全て回るには
60年かかる事になります
なので
60年生きれば
全ての干支の年を通過した事になります
還暦という事になりますね
一区切りです

それに対して
大運は10年のサイクルです
十干が一巡りする10年が
大運の一期間となります

大運は年運の立春とは異なり
自分の誕生日を境として
変わって行きます

そして
個人によって回って来る大運は
それぞれ違います

大運は月干支から

何故違うかというと
大運の干支はその人の月干支から
始まるからです

では何故
月干支なのでしょうか?
幾つかの説明が出来るのですが
一つだけ紹介します

大運は宿命が通って行く道ですから
未来を意味しています
古代人にとっては
太陽の動きが時間であり
太陽の動いて行く先が未来でした

なので
地球から見て太陽の方角が
未来を表していると考えれば
その事を一番分かりやすく
認識できるのが
季節を表す月干支だからなのです

大運の見方の初歩

※大運は更に
 順行なのか逆行なのか
 何歳運なのか
 などを出さないといけませんが
 煩雑になるので省略します

大運は十年毎に干支が入れ替わるので
十年毎に運勢も変わって行きます
宿命(陰占)の日干と
大運の天干の関係から十大主星を
出す事が出来るのですが
この後天運の星を人体図の星に
加えてその十年間の運勢を
鑑定するようになります

例えば
日干支が午の人が居たとして
今の大運が申だとしましょう
そうすると壬-壬で
大運の星は貫索星になります

ある人の人体図に
玉堂星と調舒星があれば
陰の水性と陰の火性の相剋なので
精神的には不安や葛藤がある宿命
という事になりますが
もしこの人の大運で
貫索星(木性)が加わるとすると
どうなるでしょうか?

貫索星は玉堂星と調舒星という
水・火の相剋関係を
和らげてくれる通関の働きを
してくれる事になります
水と火の間に入って
水→木→火という相生を
作ってくれる役割りを果たしてくれます

なので
この人は貫索星の回るこの十年間は
比較的心が穏やかに過ごせるだろうと
占う事が出来ます

また貫索星は自立・独立の星なので
この十年間は何か新しい事を始めるには
良い時期かもしれません

或いは
人体図に既に貫索星があるとしたら
貫索星が二つになるので
頑固さが際立つような
十年間になるかも知れませんね

良くも悪くも
大運の星はその十年間の主役になります
財の星が回ったとしたら
財に関わる十年間になるという事ですが
稼げるとは限りません
借金に苦しむ可能性もあります
宿命の様子によって判断しなければなりません
なので
財の星が回って来ているからと
迂闊に喜んで変な事はしないようにしましょうね

その大運が
守護神なのか忌神なのか
中殺されているのかどうか
律音や納音になっているのかどうか
等もあるので
細かく見れば複雑になりますし
ブログの次元を超えてしまいますから
今日はこの辺で終了です

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