「純濁法」
算命学には様々な技法があります
学べばキリがないほどです
しかし
実際の鑑定に使用する技法は
自ずと限られてきます
今回は
算命学を学び始めると
基礎終了後には教わるであろう
「純濁法」を紹介しましょう
人体図（陽占）での鑑定では
必ずチェックする項目ですし
その人を知るには必須の技法に
なると思います
多くの算命学ブログで紹介されているので
今更感はありますが
他のブログでは触れてないような
ところも書けたらと思います
十大主星
十大主星には様々な性質がありますが
その区分けの仕方は幾つかあります
精神性と現実性での区分けもありますし
陽星と陰星という区分けもあります
五本能という区分けもしますね
十大主星を純星と濁星に分ける純濁法は
鑑定上では有効な区分けの仕方になります
純星
鳳閣星、禄存星、司禄星、牽牛星、玉堂星
濁星
貫索星、石門星、調舒星、車騎星、龍高星
純星は大人しく穏やかな性質の星です
濁星はたくましく激しい性質の星です
当然ですが
どちらが良い星という事はありません
十大主星は人体図の五ヶ所に出るので
純星か濁星のどちらかに傾く事になります
それにより
純の宿命と濁の宿命に分けられます
宿命と環境
人（宿命）は
環境から離れて存在する事は出来ません
生まれるという事自体が
ある環境に放り込まれるという事なのです
算命学では環境といえば
時代的環境と人的環境の事を
言う場合が多いです
それらの環境によって人は必ず何らかの
刺激を受けます
その事が自分にとって
プラスになる場合もあれば
マイナスになる場合もあります
同じ環境であっても
人（宿命）によっては運勢が向上もし
下降もするというわけです
自分の宿命（命）が
どの様な環境に置かれているかは
生物にとっては死活問題です
自分の宿命（星）が
力を出せる環境なのかどうなのかを知る事が
甚だ重要です
それが純濁法です
純の宿命
純の宿命は平和型の宿命と言われます
つまり
自分を取り囲む環境が安定している方が
自分の力を出し切れる宿命なのです
純星を多く持っている人は
安定している会社や組織にいる方が生きます
公務員や大企業で力を発揮しやすいでしょう
当然の事ですが
大企業でも苛烈な営業職ではきついでしょう
人と争う事はあまり好まない宿命なのです
純の宿命は性格的に大人しめで穏やかなので
環境には左右されやすいと言えます
どんな環境であれ
その環境の色に染まりやすいのです
なので
純の宿命の子供が生まれれば
育てる環境は
親が選んであげなければなりません
「孟母三遷」です
また
親が離婚などをすれば
それは子供にとっては
不安定な環境になるので
純の宿命の子供には影響が大きいでしょう
同じ家庭環境でも
子供が純か濁かで影響の度合いが違います
濁の宿命
濁の宿命は動乱型の宿命と言われます
つまり
自分を取り囲む環境が不安定な方が
力が出る宿命です
困難な環境の方が
むしろ闘志が湧くような宿命です
毎日が不安定で変化が激しい方が
刺激になってやる気が出るタイプです
同じルーティーンを繰り返すような
生活（仕事）だと
却ってストレスを感じやすいでしょうね
当然周囲の環境の影響は受けにくく
どんな環境でもたくましく生きて行きます
両親の離婚は子供にとっては
動乱の環境になりますが
濁の子供は乗り越えて行きやすいと言えます
純と濁の相性
2対3や3対2での純濁は
大騒ぎする事もないと思いますが
五つ全てが純だったり濁だったりすれば
宿命の大きな特徴になります
（1対4や4対1も特徴になります）
その事を踏まえて
純の宿命と濁の宿命の相性を考えてみましょう
結論から言って
全純（純が五つ）と全濁（濁が五つ）は
相性は良くありません
四つ同士も大変でしょう
やはり
多少の違いはあっても
純同士や濁同士が相性は良いと見ます
全純・全濁
岸田首相は全純の宿命です
バイデン大統領も全純の宿命です
単純に言えば
自国が攻められたりしたら
あまり頼りにならないリーダーと言えます
平時のリーダーと言えるでしょう
全濁の有名人にはデヴィ夫人がいます
数奇な運命を生き抜いた人です
スカルノ大統領の第三夫人でしたが
スカルノ大統領は濁星が4個の人体図です
胸の星だけが純星で周囲はがっちり濁星です
全濁のデヴィさんだったからこそ
多くのホステスさんの中で
大統領を射止められたのでしょうね
全純の人はお人好しですが
環境に対する適応力は高いです
悪く言えば
相手によってどうとでも態度を変えられる人だ
とも言えるのです
誰にでも合わせられる人なので
その意味ではずるい人かも知れません
全濁の人はたくましく
相手に対して媚びへつらわない人です
人によって対応を変えたりはしないのです
その意味では
一本筋が通っていて
純粋な人とも言えるでしょう
＊＊＊
初歩的で比較的簡単な技法は
ある意味で占いの的中率は高くなります
純濁法は鑑定技法としては
有効だと思います
純濁法の活用の仕方は幅広いと思います
研究の余地はまだまだあるでしょう
最後まで読んで頂き
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