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「四生格を考える」

色々な「格」があるのですが
今回は「四生格」について考えてみましょう
似たものに「四正格」というものもあるので
注意してください


十二支

先ずは十二支について考えてみましょう
 子・丑・寅・卯・辰・巳・
 午・未・申・酉・戌・亥

この十二支を時計の文字盤の様に
12時から順番に並べたものを
十二支盤と言います
以下のような位置関係になります
 子:12時
 丑:1時
 寅:2時
 卯:3時
 辰:4時
 ・・・

2時3時4時の寅卯辰は
方位で言えば東になります
季節で言えば春になります
五行で言えば木性に該当する方向です
寅木と卯木と辰土は三つとも
春の十二支ということになります

この三つの中で真ん中の卯木は
真東なので春の中心になる木性です
しかし
木性の中心であるということは
木性の旺地なのです

一つ手前の寅木は木性の旺地に向かって
ドンドン上っていく立場なので
実は勢いが一番あるということになります

この旺地の一つ手前にある支は
春夏秋冬に全ての季節に同じようにあります
 冬は亥水(11時)
 春は寅木(2時)
 夏は巳火(5時)
 秋は申金(8時)

この亥寅巳申を四勢と言います
勢いのある支ということです

ちなみに
春夏秋冬の旺地に当たる支を
四正(よんせい)と言います
子・卯・午・酉ですね
この四正の三つが揃う宿命を
四正格と言います
日産のあのゴーン氏はこの四正格です

四生格

この四勢のうちの三つが
宿命(命式)に出ている場合を
四生(よんしょう)格と言います
三つしかなくても四つあるとみなして
四生格です

四勢格と言わない理由は分かりません
何故か四生格と言われますね
四正と四勢が同じ発音になるからでしょうか

勢いのある支ばかりが揃うので
勢いのある人とか威勢がいい人と
言われます
算命学のテキストでは
軍人として成功するなどとも書かれています

しかし
この四勢は十二支盤における
反対の場所に位置し合う関係ですから
対冲関係になっています
ということはぶつかり合う関係で
ガタガタしやすいといえます
人生の波が激しい人なのです

上がるのも早いですが
落ちるのも早いかもしれませんね

悪く言えば
落ち着きがない人ともいえるでしょう
良く言えば
四生格は動乱に強い格と言えるのです
苦難を越えて成功するような人なのです

人間関係で言えば
肉親の関係が難しくなる傾向があります
肉親縁が薄くなるようです

年支・月支・日支を
親や家系や配偶者などと考えると
これらの人間関係が散法(対冲)になるので
上記のような理解になります

四生格の有名人

小林幸子さん
きっぷの良い姉さんという感じですね
思ったことはハッキリ何でも言いそうです
威勢がいい感じはしますね
苦労して歌手として成功されています
事務所の独立と結婚で
芸能界を干された感じになってましたが
ネットを足掛かりに蘇っています
なんとも四生格らしいです

梅沢冨美男さん
ご意見番的な仕事もされていましたね
結構辛口の評論などもしています
四生格は軍人と言われるように
攻撃的な能力がありますから
威勢よくまくし立てます
大衆芸能の世界からのし上がってきて
苦労の末に今は押しも押されもしない
地位を築いています

有吉弘行さん
猿岩石で一気に人気者になり
一気にその人気を失いました
しかし
芸能人の「あだ名付け」で再ブレイクし
今ではお笑いの冠番組を持つほどです
この上がり下がりは四生格らしいですね
毒舌芸人として復活した姿も
四生格ですね

***

今回は普通に四生格の説明になりました
最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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