科博の筑波実験植物園で見つけた草や花……写真集
前回のnoteでは、国立科学博物館の筑波実験植物園で開催されている『ミニ企画 牧野富太郎』展について記しました。今回は、そのミニ企画展を観終わった後に、園内を回って見つけた草たちの写真をnoteしておきます。
牧野富太郎さんが名付け親という、《ホシザキユキノシタ》が咲いていました。こうした茎が長くて花が小さい草は、ゆらゆらと揺れるので、ブレずに撮るのには、根気が必要になります。レンズを花に向けて、風がやむのをひたすら待ちます……待ちきれずにシャッターを切ることもありますが、どうせピンぼけします。それで、どうもカチッとピンが来ている写真は、撮れませんでした……。
《ヒメウズ》と書かれていたのですが……枯れてドライフラワーになった後っぽいですね。Wikipediaには「日本では関東以西の本州、四国、九州の暖帯域に分布する。人里の畑や道ばた、石垣などに生える雑草。」と記されていますが、わたしは見かけたことがないような気がします。
ニラって書きましたが、こちらもヒュ〜っと茎が伸びて、先端に重たそうな花をつけるので、風が少しでも吹いていると、ゆらりゆらりと揺れ続けます。シンプルで、花びらの白色がきれいで、好きな花の一つです。
これ……花を見る限りでは「絶対にニワゼキショウでしょ!」という感じなのですが……植物園のあちこちに咲いていたのは、どれもこれも茎が長くて、わたしがこれまで観てきたニワゼキショウとは茎を含めた姿が異なるような気がしました。まぁでも《ニワゼキショウ》ということにしておきます。
花なのか何なのか微妙なところですが、いちおう花だった気がする《ハハコグサ》です。名前の由来は、どれも「母子草」という漢字から連想したもののような気がします。実は「ハハコ」という音が、別の何かを示していて、その何かに由来する名前なのでは? なんて思ったりもします。だって、今ひとつ「母子」っぽくないんですもん。
この《ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)》なのですが……いつもウチの近所の交差点で咲いているのよりも、花が大きいんですよね。筑波実験植物園では、のびのびと咲いている感じだったので、場所によって大きさも変わるものなのか……謎です。下の写真は、近所で撮影したもの。
実は《マツヨイグサ》なのでは? とも思っていたのですが、今回の《ヒルザキツキミソウ》を見ると、色と形は完全に一致するなぁと。さらに《ユウゲショウ》ともクリソツなんですけど、これらはかなり親しい品種のようですね。ムズい……。
ぜんぜん名前が分かりませんでした。たっくさん、咲いていたんですけどね。同じく唇形花(しんけいか)でよく見かける《トキワハゼ》の茎を、ひょろりと長くしたような花……という路線で調べていくと、名前が分かりそうです。下が花の部分を接写したものです。
100種くらいあるんじゃないかというくらい、多彩なクレマチスが咲いていました。とはいえ、こういう園芸種というか、そもそも大きな花が好みではなく……ただ「源氏車」という名前だけに惹かれて、ひとつだけ撮ってきました。きれいなんですけどね……。
《ヤマボウシ》が満開でした。この花が咲くと、梅雨が近いな……というか、過去のある記憶により、梅雨だなという気がしてしまいます。最近、雨が多いのも、梅雨入りしているんじゃないか? って思ってしまいますね。
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