コーディネーター・アラジンのブログ #98 岩登りと韓国料理教室(2)
Korean cooking class
#97の続き
岩登りの取材をそこそこに、学校に戻って、今度は、韓国料理の教室に行きました。
本来はAsianLanguageⅡの授業で、白馬高校では、韓国語を学ぶことになっています。ちなみにⅠの授業では中国語を学習します。
しかし、他校でもそうですが、第2言語を学習する際には、その言語が話されている国や地域の文化と切り離せないので、料理や歌などの文化に触れる機会を作ることが多いですね。
日本のハロウィンも英語教育の場面で特に英語ネイティヴアシスタントの先生方が授業の中で取り上げたことから広がったという話もあります。
今回、韓国料理を作って食べようというのは、長野韓国教育院の院長の李先生からのご提案で、普段韓国語授業を担当しているソルハ先生もこの機会に是非やりましょうと実現したものです。韓国教育院は世界で40数か所、日本では15カ所の事務所があり、中部地域では名古屋ではなく松本に設置されています。李院長によりますと、全国で韓国語授業のある高校にいろいろな形で支援してきていたのだけれど、白馬高校で韓国語の授業があることが把握できていなかったので、今回初めて分かり、是非一緒に活動したいというものでした。
맛있는 요리를 만들자.美味しい料理を作ろう
そこで、今回、文化授業として、生徒たちが挑戦した韓国料理は、トッポギとホットクです。他に先生方がキムパ(韓国のり巻き)も作ってくださいました。
トッポギ(トッポッキと表記することも)やホットク(ホットック)はどちらも、韓国では屋台料理として有名であり、おやつに食べることが多いですね。韓国ドラマでもよく登場する料理です。
男子グループ一つと女子グループ二つに分かれての調理実習です。
手順は、およそ次のようなものでした。
トッポギ(떡볶이)
まず、トッポギの餅(トック)をぬるま湯に浸しておきます。その間に野菜の準備です。キャベツを一口サイズに切り、玉ねぎは千切り、ニンジンと長ネギは斜め切りにします。また、韓国おでんという薄い魚肉の練り製品で、見かけは薄揚げに似たさつま揚げは、欠かせません。これも一口サイズに切ります。
フライパンに水と薬味(ヤンニョム)と浸しておいたトックを入れます。
ヤンニョムは、コチュジャンと辛子粉と砂糖、塩、醤油、おろしにんにくを混ぜたものを使いました。
中火でトックが鍋にくっつかないようにかき混ぜながら、餅がやわらかくなるまで煮ます。
柔らかくなったら、野菜とおでんを入れしばらく煮れば出来上がり。
ホットク(핫크)
ホットクは、簡単なホットケーキミックスのような、粉とイースト、シュガーのセットされた箱入り製品を使いました。
ボールにぬるま湯(お風呂の温度くらい)を入れ、イーストをかき混ぜてから、ミックス粉を入れてこねます。
10分くらいしっかりこねたら生地の出来上がり。
大きく広げて8等分し、それぞれを丸めて、中にホットクシュガーを包み込みます。
温めたフライパンに油をひいて、丸めた生地をのせ弱火できつね色になるまで焼き、裏返します。そこで、専用のホットクプレスで上から押して、丸く広げ形を整えます。しばらく焼いて、再度裏返して押しながら焼いて出来上がり。
見かけはおやきのような仕上がりです。
こちらは、김밥 キムパ(キンパ、キムパプ)韓国のり巻き
今回は、料理に集中でしたが、次の韓国語もしっかり体で(舌で)覚えました。
生徒は、全員が楽しかったと喜んでいました。
料理の味は、トッポギが辛いと言う人と、丁度いいという人が半々くらいでした。
長野韓国教育院の先生方ありがとうございました。
대단히 감사합니다. テダニ カムサハムニダ!