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コーディネーター・アラジンのブログ #19 社会人に学ぶ

Lecture Series to Learn from Professionals in the Community

3月3日「上巳(じょうし)」の節句
卒業式が終わり、後期選抜を控えたこの時期は、特編授業が組まれます。
この日は、2限3限を、「社会人に学ぶ」講座が開かれました。

地元から、6つの分野で働いている方をお招きして、仕事の話やその職業を選ばれた経緯など、個人的な生き方までいろいろな話が聞ける講座です。
生徒は、6つのうち2つを希望して参加します。

私も取材を兼ねて、2つのお話を聞きました。今日はその一つを紹介します。
それは、株式会社五竜の高山植物園の責任者の坪井勇人さんのお話でした。

坪井さんの講座は、いきなりミニのリコーダー(クライネソプラニーノ?)の演奏から始まります。ガイドの時も、いつもこのリコーダーを持ち歩き、皆を束ねるのに有効だとか。

リコーダーは「つかみ」の小道具?

お話の中や、質問の回答などで印象に残ったことを、いくつか羅列すると、

  • スキー場の雪の下で高山植物は大丈夫なのか?と聞かれるが、雪の下だこそ極寒に耐えられるということ。

  • 信大で高山植物の研究をしていたことで、ここで働くようになったが、夏メインの社員としては初の採用だったとか。

  • ダーウィンが来たや又吉直樹のヘウレーカにも出演したこと。

  • 白馬の紅葉がいいところは、高低差が大きいので、長い期間紅葉が楽しめること。

  • 「トレイルライダー」に乗れば、車椅子利用者でも高山植物園を楽しめること。

  • ライチョウを保全するための餌となる高山植物も栽培していること。

  • 高山植物が豊富なゆえに、長野県には公立の植物園がないこと。

  • 観光と白馬の自然を学べることの両立をめざしていること。

  • ヒマラヤの青いケシは、外来植物だけれど、侵略的なものでなく、囲われたところで植えても問題はないこと。八方池あたりに種をまくのはダメ!


トレイルライダーの説明


新聞・テレビでも紹介されています。


お話のあとの質問時間には、積極的に手を挙げる生徒がいなくて、担当の先生が生徒の事前質問カードから、生徒を指名して、質問を出させましたが、たしかに、みんなの前ですぐに手をあげるのは勇気がいりますね。
そのあたりは課題だけれど、場を盛り上げ、講座の中身をみんなで深く知るためにも、沈黙はNGですね。

私もついつい質問しちゃいました。

ある生徒が、書いた作品を本人の許可を得て掲載します。
彼は、今日の「社会人に学ぶ」をアート?で表現しています!

本来は感想や質問を書くための用紙。
でも、これじゃ、授業中何をしてるんだ!って怒りにくいよな。
グッジョブです。