掌編小説 人生のスイッチ
人生のスイッチ。
それは生きながら、
このセカイから消えるスイッチ。
いつもはオンしてる。
オフすると、
みんなのキオクからいなくなる。
見えているのに、見えなくなる。
オンにすれば、
もとに戻る。何もなかったように。
どれだけオフの時間が長くても
何もなかったようにもとに戻る。
僕は今日、スイッチをオフにした。
僕は誰にも見えなくなった。
ここにいるのに、誰も知らない。
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人生のスイッチ。
それは生きながら、
このセカイから消えるスイッチ。
いつもはオンしてる。
オフすると、
みんなのキオクからいなくなる。
見えているのに、見えなくなる。
オンにすれば、
もとに戻る。何もなかったように。
どれだけオフの時間が長くても
何もなかったようにもとに戻る。
僕は今日、スイッチをオフにした。
僕は誰にも見えなくなった。
ここにいるのに、誰も知らない。
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